レビュー一覧

ちょっぴり女の子の顔、とりわけ唇に特徴のある絵なので、好き嫌いはあるかもしれませんが 内容はとても良かったです。 主人公の男女とも魅力的で展開も退屈せずテンポ良く、 読み終わってからほっとする作品でした。 同じシリーズの他の2作品を単行本で持っているのですがそれぞれ内容も良く、この作品と登場人物や 事件などで絡みがあるので、この作品を気に入ったら 他の2作品もお勧めします。 （順番的にはやっぱりⅠから読むのがベストですね）

「十九世紀の恋人たち」シリーズの2作目。行方不明になった弟ネッドを探しにレディの称号を持つヒロインが友人の侍女に化けてリンドバースト家の屋敷に乗りこみます。アンソニーの部屋に匿われているヒーローに正体を見破られたヒロインは弟の無事を知らされますが何処にいるかまでは知らないと。どうやらネッドはあまり良い子ではないみたいですね。ヒロインの友人の義弟ウィリアムがろくでなしでアンソニーにヒーローの事を悪く言いウソを吹き込みます。ろくでもない事を企んでいるようで証拠を掴んでヒーローを助けたいヒロインは無茶をします。ヒーローは男気がある素敵な人なんですね～。ヒロインの立場を考えて無実の証明ができるのに拒みます。ウィリアムの悪事は暴けないもののヒーローの無実だけは証明できる作戦を立て見事に成功。そして2人は初対面で恋に落ちたと一芝居（笑）素敵なカップルが出来ました。それにしてもアンソニーは自分の奥さんになんで気付かない？

ヒストリカルな世界観とヒロインの行動が楽しめました

続きものの2話目で前作の少し後の設定の様子。身分を偽りハウスパーティーへ潜入したヒロインと、訳あってそこに身を隠しているヒーローとの少しサスペンスみも入ったお話。小悪党が3話を通して一貫して同じ人物なので、そうハラハラもしませんが、ヒロインがそこまで弟のみを案じる訳はあまり理解できませんでした。むしろ、弟の目を覚まさせろよと言いたくなるレベル（笑）ヒーローはカッコよかったのですが、ヒロインの行動がイマイチ理解できなかったところもあり星は3つです。

２人の芝居が面白いです。３作目に続く形で終わります。

ハラハラドキドキの連続でした。最後はハッピーエンドでよかったです。ヒロインがとっても素敵でした。

第２弾。第１弾『女相続人に求婚を』のカップルが新婚状態で引き続き登場しています。侍女に変装してハウスパーティーに潜入する令嬢と、冤罪から逃れるためにハウスパーティー中の親戚の家で潜伏生活中の紳士。口うるさい大叔母様を｢見ているほうが恥ずかしいわ」と言わしめるいちゃいちゃぶりがいっそ清々しい。実質地所を切り盛りしていただけあって、弟との会話に力関係がにじみ出ているんだけど、美人でできる女というだけでなく、家族のため、好きな人のために頑張っちゃう可愛らしい女性です。

時代背景もあり、女性は慎ましい振る舞いが望ましいのでしょうが、ヒロインはチャーミングで活発なレディ。とっても堪能させていただきました。

弟思いで行動力もあるヒロインがとても楽しめました

次のお話への伏線がチラホラ。回収するのが楽しみです。