レビュー一覧

短編集。かなり古い作品なのでノスタルジックな気分で読めます。王道っぼいのからファンタジーまでいろいろ入ってました。思いの外エロが濃かいです。1組リバがあったので苦手な方はご注意。

世紀末から新世紀にかけての短編集です。表題作より印象に残った夢の旅人の大助さんだっけ、重くなってきた片身の時計を手放すことができて、いまは幸せでありますように。

短編集いろいろ読めて楽しかったですが、まさか最後にちん●の精が出てくるとは笑　笑わせてもらいました。

2003年初版ながら、表題作はそこまで古さを感じなかった。が、それ以降は若干絵で萎えるかもしれない。2・3作目の世紀末の『ヰタ・セクスアリス』が、昨今では見かけないというか、0.5％モブ目線な短編で古い作品なのに新鮮に感じる。こういう設定、好きなんです。あと前後編みたいな短編でリアルにリバるのとか。古い作品だけど、逆に新鮮だったり懐かしかったり。そんな感じでした。

何か普通じゃないことが起こるわけではなく、ごくどこにでもありそうな話ですが、それだけにリアリティがあってよかった。リバありです。

コメディ要素が結構あるのかな？あと若さゆえ暴走ぎみな感じもあって。

友情から恋愛に移行するのって、男女でも難しいのに、同性ならなおさら。長い年月をかけて成就するってすごい。

内容紹介にある通り、友情と恋の境目は、と言う話の短編集です。親友カテゴリに移行する前に、これって友情じゃないんじゃ、と気付けるのはいいのか悪いのか。軽く読めていいですが、リバの話もあるので、嫌いな人は注意です。

初めて読む作家さんでした。期待してませんでしたが、なかなか面白かったです。