レビュー一覧

鎌倉時代の仏師が手掛けた仏像には神様が宿り、気に入った者の所に現れるという内容で、一話目が阿修羅像とアナウンサー、二話目が地蔵尊とフリーライター。阿修羅は尊大だけど家事万能で甲斐甲斐しく、お地蔵様は純粋そうで奔放だったりと面白い設定です。お寺のご住職もいい味を出していて、それぞれのキャラが魅力的なのですが、コンパクトに纏められていて少し物足りない感じです。

紙で持ってます。なんとも罰当たりな……マニアックな作品です(笑)　前半の話「阿修羅像」は受けのアナウンサーが現実派データ志向で、二面性があるタイプですが終始怒っている印象です。阿修羅は実に寛容で受けを甲斐甲斐しく世話してくれます。Hもかなりマニアック(何せ手足や顔が多いので)　後半は「お地蔵さん」攻めは普通の人間、ライターさんです。お地蔵さんは純朴そうな誘い受け？です。どちらも同じ仏師の人が作成した仏像という設定。いくらでも続きが書けそうです。

あにだんにつられてこちらも読んでみました。二つとも可愛らしい話で満足しています

あにだんからのぶつだんです。正直あにだんシリーズよりこちらの方が好きです。最初読んだときはそこまでではなかったんですけど、読む度にはまっていくというか・・・。コミカルなのにほろっと泣けるシーンもあって、忘れたころに読みたくなってしまいます。yoco先生の絵が抜群で、阿修羅の前で泣くシーンは「神」です。本当にyoco先生の絵があってこの話は完成していると思います。絵があっての星５です。

阿修羅×局アナ、ライター×地蔵の二組のお話がしゅうされてます。同じ仏師が作った仏像に宿った神様がなかなかに奔放で、人間が振り回されてますが愛があるから無問題。楽しく読了しました。