レビュー一覧

絵はちょっとなんだが、シマウマよりスッキリする。主人公2人もそんないい人ではない感じだが、依頼人の被害状況が酷いものが多く、肩入れしたくなる。もっと読みたい。

実際にあった凶悪殺人事件をモデルにしているエピソードが多いので、それに対して不謹慎だとか嫌悪感を感じる人もいるかも知れません。が、私はこれを読んでやや溜飲を下げました。罪もない人を惨殺しておきながら司法の庇護を手厚く受けて大手を振って生きる加害者、その陰で地獄の苦しみを味わっている被害者遺族の事を考えるとやりきれない思いをする人は多いのではないでしょうか。凶悪殺人犯が司法の枠を越えて完膚なきまでに制裁を受けるこの漫画は、そういったやりきれなさに対するカタルシスを与えてくれます。それで現実の犯罪がどうこうなるわけでは当然ありませんが、読者がああしたい、こうだったらよかったのにと思う事を作品の中でかなえてくれる、それで漫画の使命としては十分ではないでしょうか。私はこの作品が好きです。

うーん､私的には後味の悪い漫画でした｡気分の悪い描写が多かったです｡

賛否両論あるみたいだけど僕は好き誰だってクソ野郎に天罰が下ってほしいって思うことあるじゃん、それをやってる漫画別に中身のある話なんていらないよ、悪いやつがしっぺ返しを受けて死んでいく、ただそれだけそんな漫画が一つくらいあっていいじゃない

勧善懲悪の正義の物語。依頼を受けて野放しになっている卑劣な凶悪犯罪者に復讐する。絵がどうとかストーリー展開がどうとか些末なこと。きっちりと犯罪者に正義の鉄槌を下すことに意義がある。そういう作品。

実際にあった事件を元にしている感じなので、不謹慎だとか賛否両論ある作品だと思います。でも私はこの作品好きです。現実だと、事件の内容をネットやワイドショーで見てどんなに酷いと心を痛めても、刑が軽くなってしまう(未成年やら証拠不十分やら精神鑑定等考慮されてしまう)ことも多い為、罪名を聞いて、他人ごとながら悔しかったり非常にモヤモヤする事が多々あります。そんな事件(の犯人)を成敗してくれるのがこの作品の二人で、現実でもこうあったらいいのにと思ってしまいました。レビューでもやはり意見が割れているようですが、漫画という妄想なんだから、そんなガミガミ怒って読まなくてもいいんじゃないですかね。

目の肥えたマンガ読みには全く物足りない。残虐シーンも中途半端だし、実際に起こった胸糞悪くなる刑事事件がモデルだが、ドラム缶と光市の件はあまり扱うべきじゃない。扱うなら徹底的にやるべき。中途半端に扱うなら被害者家族にあまりにも失礼な話だと思った。

劣化ウシ◯マくんかな…。二巻まで読んだけど、一話完結が殆ど。復讐相手を捜す過程がなくて不自然、話が薄い。2巻でキーパーソンっぽい人物が色々出て来て、これから話が膨らむのかなぁという気はしたが、序盤がつまんなかったのでもういいです。

「悪は（滅茶苦茶に）滅びて然るべき」という一貫したコンセプトは、内容の血生臭さに相反して皆さんが言われているように爽やかな読後感をもたらしてくれました。ただ敢えて作品の中でも「正義（的なもの）」という存在については言及されていないのも好印象です。主人公たちは決して「正義の味方」ではないかもしれない。ただ理不尽な暴力と悪意に食い荒らされた人々のやるかたない心を救済してくれる「代行者」であるというのみ。そしてまた、主人公たちもそうした理不尽な邪悪に打ちのめされた過去があるからこそ、「悪人は許さないよ」という言葉に重みがあるのだと感じました。続きを読みたい作品です。

他社サイトの広告で気になったのでこちらで購入しました。復讐部分を際立たせるために、復讐の原因となる悪行シーンは胸糞悪いぐらいの描写です（被害者が気の毒で）。でもウシジマくんよりは読後感が良い…かな？実在の事件を彷彿とさせるエピソードがあるので、そのあたり賛否が分かれるかなと。