レビュー一覧

父の支配から抜け出すために形だけの結婚をしたヒロイン。十年後、「ほかの人と婚約したから離婚して」と言いに行ったら、夫は結婚を続けたがって…。ヒーローは一途で素敵だし、ヒロインもまっすぐな性格で楽しめました。絵は、女性より男性の方がお上手という珍しいパターンです。絵も内容も「もう一歩」という感じだったので星四つですが、三チケット分の価値はあると思います。余談ですが、ヒロインが日系です。ヒロイン父が横暴で、「日本人らしく」とか言われちゃってるので、日本人のイメージって厳格で横暴なのかしら…と思いました。

「美しき船出」「灼熱の恋の終わりに」「情熱の一夜の贈りもの」のアントニデス一族のシリーズものです。キャラの描き分け・寄り目がち・男性がやたらデカイ等、絵柄にツッコミ入れたくなるけど、この著者のはしっかり書き込んであるんで読み応えがあって面白いんですよね。今作はヒーローがとっても一途でした。

寛大で忍耐強いヒーローには好感が持てたけど、ヒロインは好きになれなかったな～。勝手に盛り上がるヒーローの双子の妹にはちょっと笑っちゃいました。

HQには珍しい日系ヒロイン。そこに曳かれて。不思議な絵柄なので、割引２。3部作まとめて、もありかもです。

ヒーローがヒロインに対して長らく一途な所が、とってもよいです。この一冊をきっかけに、ヒーローの兄弟姉妹のシリーズも借りました。どれも恋愛のドキドキはもちろん、家族の絆を感じるお話で、ドロドロした所がなく読みやすいです。一つのシリーズを同じ漫画家さんが描いているので、わかりやすい点もよかったです。

結婚してから10年、何の連絡もしないで別々に暮らしていた二人が、再び出会い愛を確認する物語。ヒーローがいい人過ぎて、こんなに非の打ち所のないヒーローも珍しいくらいです。愛する人と暮らせるようになってよかったね！と、ヒーローに言いたいです。

素晴らしいヒーローでした。とっても忍耐強い。ヒロインも立派な大人の女性に育ちましたね。お幸せに！

いくら事情があっての結婚でも、十年は空きすぎでは…とちょっと戸惑いました。ヒーローは自分の欲しいものを丁寧に着実に大切にしようとしてて、とても良かったです。だから、なお十年って！

最後が駆け足で終わり過ぎなのと、弟いらなくないのと思った。話の脇役にもなってないし。

絵柄が独特なので、好き嫌いが分かれそうです。男性がイケメンではあるのですが、ちょっと図体が大きくて威圧感があります。でもお話しは説得力もあり、起伏もあっていい感じでした。