レビュー一覧

1巻は圭輔＆一束メイン、2巻は良時＆密メインで、両巻通して西口さんとこがちょろっと、冬吾さんとこは1話のみ（しかも会ってないです）。もしかして3巻目があるのかしら。本編の時間的な間を埋める感じ。切ないのやら笑えるのやらで、すごく楽しめました。それにしても恐ろしい文才。ハマって電子書籍は読破しましたが、この方のを読みつけると、申し訳ないですが他の作家さんの文章が説明しているだけに思えてしまう程で困ります。こんな才能を見逃される訳もなく、そのうち普通の文芸に行ってしまわれるんだろうなあ、と勝手に想像して寂しくなってしまいます。

「is in you」と「ステノグラフィカ」が好きだったので購入しました。本編を知らないと何だかわからないと思います。佐伯と静兄妹の関係が好きではなので②は購入しませんでしたが、①は圭輔と一束の話が多くて甘々だったので楽しかったです。

文句なしに好きです、このシリーズ。特に「off you go」のパートになると、ストーリーそのものに鮮やかに色がついてドラマチックになるんですよね(自分の中で…ですが)。密と良時の軽口は、「雪よ…」の先生と志緒のやりとりと並ぶくらい好きです。

ひとまず1巻を読みました！続編、というよりは本編のその後を描いた短編、や本編筋の別視点が中心に描かれています。一穂先生のおっしゃる通り、ドロップ缶のような、カラフルなお話の詰め合わせって感じです。前の方のレビューにもありますが、1巻は圭輔＆一束ペアが8割方。付き合うまでの過程が好きな私ですが、付き合ってからが彼らの人生なんだよなあと実感させられ、甘酸っぱい嫉妬にもきゅっと胸が締め付けられました。全体を通して「帰る場所」がテーマになってる気がします。じわりと余韻の残る読後感は本当にさすがとしかいいようがないです。勿論全部素晴らしいですが、個人的に西口＆碧ペアのお話だけでもチケの価値あり！だと思います。笑

新聞社シリーズの４組について前日譚だったり後日談だったり短編中編盛りだくさんの内容。内容的にもボリュームから見ても読み応えあります。良時＆密のカップルが一番エグいんだけど爪跡も残しますね。

作者買いです。シリーズ「is in you」「off you go」の番外編です。短い作品を集めたものですが、どれもとてもよかったです。

密と良時のカップルがとにかく好きで続きが読めるならと購入。当たりです！もともと新聞社シリーズが好きで何度も読み返す話ばかりですのでその後が読めるのは幸せ。できたらペーパーバック3をお願いしたいです。作家さんのおっしゃる通り甘々のドロップ缶で、そういう意味でのシリアス感はないですが。読んでいると幸せになれます。

新聞社シリーズのカップルたちのお話ですが相変わらず細かい描写。

off you goがとても良く余韻も良かったから続きを読むのはどうかな…とも思ったのですが、読んで良かった！その後の話もありますが、昔の話も出てきます。あんなに口も悪くてアクの強い密に、どうしてこう心が揺さぶられるのか…魅力的なのでしょうね。新聞社シリーズは年齢のこと、死についてなど人生について考えさせられることが多く本当に大好きです。一束編、密編ともに前作よりもＨが多い気がしますが、特別な相手と体を重ねることは本当に特別なことだな、と感じる素敵なシーンでした。

良時と密が、今の関係性を楽しんでいるようで心温まりました。