レビュー一覧

高級だけど良心的な家賃、素晴らしい人柄の大家さんが営むアパート【アンバー･コート】に暮らす、同じ職場で働く四人の女性達の物語。そのラストを飾る作品です。これまでのシリーズ(…なのですが、何故かシリーズとしてまとめられてない…)同様、瑚白ゆう先生がコミカライズを手がけています。絵柄が少し幼い雰囲気のせいか、全体的に登場人物の年齢に対し、外見が幼く感じますが、私は好きです。シリーズを通してのキーアイテムでもある、琥珀のブローチに関しても語られるのですが、原作がないので無理と判ってはいても、出来ればそのエピソードも独立して読みたかったなぁ。

絵がとてもきれいで読んでいて引き込まれました。

表紙とあらすじのイメージと中身のヒロインのイメージに少しギャップを感じました。大層な事を言っているが、彼女は企業の幹部でも親族でも、経営や資産に関わっている訳でもない一社員。つまり会社の未来や経営状態に何の責任もない立場。それなのに会議に乱入してくるって、どうよ？しかも簡単に恋愛脳。シリーズものらしいですが、あまりにも簡単に先がよめる展開ですね。

アンバーコートの住人の話の一つ、最終作で4つ目です！ローズのブローチをつけると運命の相手と結ばれる縁結びのブローチですね！

敵対する二人のﾊﾞﾁﾊﾞﾁから恋愛のテンプレ。おおきな会社の買収話の割には、みんな恋愛に突っ走ってるなぁ。恋が成就するブローチのいわくが、それだけってカクッとした。

アパートメント「アンバー・コート」の住人で同じ会社に勤める女性四人に訪れる運命の出会いを、HQ作家四名が書き上げたミニシリーズのラストバッター。三振でした。ミニシリーズのラスボス的存在である株主のヒーローと、彼と対立する会社員のヒロイン。「オレ様に立てつく奴気に入った！」で始まる恋愛ですが三振でした。ヒロインが短絡的に見えるし、買収話などのビジネスがふわっふわした感じなのもあってヒーローが実業家に見えない。あと大家の正体が途中で明らかになり気が抜けたのでラストが「ふーん……」となりました。読むなら期限付きで十分です。

ヒロインの思い込みが激しそうなところが苦手でしたが、物語がハッピーエンドを迎えてよかったです

シリーズの集大成なのですがやや盛り上がりに欠けてしまった印象です

ブローチの起源が明らかに！幸運の宝石とか女子は好きですよね。楽しいシリーズでした。

幸福を招くブローチのシリーズで楽しめましたがヒロインが苦手なタイプでした