レビュー一覧

最初から最後まで、ドキドキってゆうよりわくわくな感じで、楽天的な内容のロマンスですね！　使用人のふりして相手を探ろうとか、使用人のふりしきれてないから！　とところどころ突っ込みたくなりますが、そこがまた可愛いところ。最後の大団円もとっても良かったなーと思います。さすが文月さん。

面白かった〜。作画家さんの特徴である、人形劇っぽい絵柄・文字いっぱい・細かいコマ割りで内容が詰まっています。話の内容は罪のない明るい内容です。エピソードが多く、端折った感じがありません。おそらく原作の会話の妙をそのまま取り入れているのではないのでしょうか、会話が楽しいです。忌々しいわね、とか。。太ももなんてショックだ！とか。。物語もドタバタ喜劇的にまとまっていますし、この作画家さんの特徴が合えばとっても楽しめると思います。サンプルを見て絵柄的に合えば大丈夫だと思います。ただ気になったのは、跡継ぎが必要な伯爵家の唯一の令嬢が結婚なしに愛する人にロストバージンというのは時代的・階級的にないと思いますが、、これは原作の問題なんでしょうね。

ロマンスがふたつ同時平行するさまが可愛い!!お互いを偽って、思う通りの事を運ぼうとするモノたちが恋に絡め取られる♪いいわ~。偽装が誤解を生んですれ違うハーレクインは多いけど、これはひと味違います~

友達思いのヒーローとヒロインが、それぞれの友人の不本意な結婚話を阻止する為に、使用人に身をやつして潜入するという、如何にもクラシカルな導入部から、互いに身分違いだと知りつつ恋に落ちた二人が別れを決意した後、本当の自分としての思わぬ再会で大団円、ついでに友人同士もカップルになって合同結婚式と言うラストまで、全てが予定調和の物語です。その間、二人が喋る喋る！　丁々発止のやり取りを丁寧に追う楽しさと取るか、小さいコマに台詞がぎっしりで些か人形劇風だと取るかは、読んでいる側の好みや体調にも左右されそうです。疲れている時には確実に眠くなりますね（笑）。頭が冴えている時だと、使用人側から見たお屋敷の様子など、色々と興味深いディテールを楽しめます。主役二人の茶目っ気のある性格は好ましいし、お話も確かに面白いのですが、多少一本調子のきらいがあるのが減点理由です。テンションが上方固定されたままずっと変わらないので、画面の小さなスマートフォンで読んだせいもあるのでしょうが、ちょっと疲れました。

とっても素敵です！恋が絡み合っていくドキドキ感。「きゃー！」が止まりません。読み応えたっぷりで、購入して損は無い本です。

文月さんの画力の素晴らしさ。うっとりするドレスの美しさや建築物、調度品まで考証と知識がしっかりしているから。あの時代の女性たちの境遇がよりリアルに感じられます。（ハーレクイーンの時代物は多いけどドレスや調度がデタラメなものが多くて時代の雰囲気が感じられない作品が多い）元々悪人が描けない文月さんのヒーローはハーレクイーン的傲慢な感じはなく。むしろ男らしい男。ヒロインは文月キャラらしい元気でタフネスな女でストレートな美女ですが。身分の違いが抗いがたい時代の話しなので、明日は別れなくてはいけない二人の悲しみの表情を。もっと哀切に描いていたらラストにもっと感動があったかな。台詞の多さは私は会話の軽妙さとして楽しめたので好みですかね。ページ数があと２０ページ多ければな〜。

文月先生のヒストリカル初めて読みました。主役二人と親友のロマンスも惹かれ合う過程と人柄、身分違い、労働者階級も格差社会である等々、織り込みながら絶妙な配分で面白かった！ヒロインの豪華と質素な衣装の違いの素材や質感が伝わってきました。そんな事にも感心しながら、ただ結婚前のある行為については疑問(といか有り得ない？)けど許せてしまうエンディングでした。

二つのカップルが、同時進行するのは珍しいですよね。しかも、両方とも、同じことを考えているところが、面白かったです。絵がもう少しはっきりしてたら、最高だったんですけど、ほのぼのとしたお話でした。

絵柄は最初は好きではなかったのですが、慣れると素敵に思えてきます。華やかな社交界だけでなく階下の世界のしきたりがわかりやすく、とても楽しめました。ヴィクトリア朝好きの方にはたまらないと思います(*^_^*)話自体は展開の想像がつきますが、予定調和もまたハーレクインの魅力ですよね(笑)

面白かったです。購入して正解かも・・・文月先生は絵もきれいですし、お話も面白いので、原作を上手にまとめられたと思います。よかったです。