レビュー一覧

寡黙だけど誠実なヒーローがすてきです。男らしく、ヒロインを不誠実な婚約者から守ってくれます。ただ、2編収録なので、それぞれの話が駆け足ぎみで短くさらっとしてしまうのが残念。130ページでじっくり読みたかった。

２つとも短いのによくまとまっていて、ヒーロー、ヒロインの気持ちがよくわかります。主人公達にとても好感が持てるので読後感がいいです。出来ることなら普通の長さで盛り沢山の内容て読んで見たかったな〜

２話読めるならお得かな…と思い購入しました。絵がとても綺麗です。１話めはヒーローもヒロインも魅力的で、特にヒロインの笑顔が本当に素敵でした。２話めは逆にイマイチで、評価が高くて期待した分、落胆も大きく…。共通している点は、ヒロインの元婚約者がゲス野郎だということ。でも…２話めのヒロイン、浮気されてショックなのは分かるけど、話し合いもせず婚約指輪を捨てて、そのままヒーローと一夜を共にして誤解もすぐ解けてハッピーエンドって…。なんかモヤモヤしました。自分で選んだ相手なんだからケジメは自分でちゃんとつけないと…と思いました。

「美しき娘」この時代のヒストリカルが好きです。汐宮先生の絵とも合ってて素敵です。話の内容はこの時代によくある恋愛を夢見るお姫様が誠実で強いヒーローと出逢い結ばれるというもの。ありがちとはいえ一冊分でも描けたような。さらっと終わって残念感が残り☆ー１で。「パリでの出来事」こちらも素敵なお話です。主人公はヒロインなのてすが、ヒーローが高校時代の恋を実らせるお話(笑)です。アメリカ人の二人が旅先であるパリで再会して。。とパリじゃなくてもいいのかなーだから短くなったのかなー。

美しき娘の、正義感が強くお転婆で可愛いヒロインは好感持てて好きです。ヒーローも誠実で強くて優しくて素敵です。

「美しき娘」80ページの中に、ヒストリカルに求める全てが凝縮されている作品です。お転婆で美しい姫君、異国の高潔な騎士、卑劣な裏切りに一夜の恋、馬上槍試合まで網羅する、贅沢な逸品。短さ故に描かれていないあれこれを妄想で補いつつ、何度でも読み返したくなリます。文句無く星5つ。「パリでの出来事」どうせならこれもヒストリカルなら良かったのにとは思いますが、作品としてはまずまずです。冴えない純情メガネ君だった同級生が女たらしの色男になっていた、醜いアヒルの子男子版です。ヒーローがチャラ男になった理由を「普通の男に変身出来て、バカだけど調子に乗ってしまった」と説明するのがリアルで好きです。甘めに星4つ。

「美しき娘」も「パリでの出来事」も両方よかったです。二つあったから短かったけれど二つともちょうどよくまとまっていて、バランスの良い作品だと思いました。

｢美しき娘｣が80ページ程、｢パリでの出来事｣が40ページ超です。短いながらもしっかり纏まっていて、足りないなぁという思いはありません。もっと読みたいなとは思いますが。汐宮先生の絵は本当に美しいですね。後半の現代ものもテンポよく楽しめました。

それぞれ短いけど読みごたえがあって楽しめました。作画がヒストリカルの雰囲気に合っててよかったです

2話とも、ヒロインが迷いながら真実の愛を見つけるお話です。短かったけれど、だからこそ無駄を省いて大事なことがギュッと濃縮されており、起承転結がハッキリした素敵な話にまとまっていたのかな。