レンタル51万冊以上、購入133万冊以上配信中!
指定したジャンルは検索結果に表示されません
年齢確認
五十過ぎなんてBLのオヤジにも程があるので、普段なら絶対読まない設定です。でも「逃亡者」の続編ということで興味を引かれて読みました。「逃亡者」では晃一の失踪の理由が謎のままでよかったのです。謎だからこそ残された家族の苦悩があるのだし、そこから朋彦の苦悩と真之との恋愛ストーリーが成立するので。ただ晃一と祐二を出した以上、どういう風に「逃亡者」までの十数年の物語を小説として回収するのかなという一点が気になって読みました。結果は・・残念。祐二の救いのない生活が延々と描かれますが、もちろん甘さはなく、晃一もただ優しいオジさんのまま。晃一の日常に横たわる闇や苦悩や祐二への切迫した思いが伝わってこないので、晃一がすべてを棄てて祐二との人生を選ぶクライマックスが不十分だし、二人の逃避行の描写も急ぎ足。これでは「逃亡者」も小説として成立できなくなってしまいます。むしろ逃避行の日々に重点を置いて二人の恋愛をじっくり描けばよかった気がする。力のある作家さんだけに残念です。☆5のレビューをするのが信条なのですが、「逃亡者」が気に入っていただけに、初めて辛口レビューをさせていただきました。
レビューを表示する
五十過ぎなんてBLのオヤジにも程があるので、普段なら絶対読まない設定です。でも「逃亡者」の続編ということで興味を引かれて読みました。「逃亡者」では晃一の失踪の理由が謎のままでよかったのです。謎だからこそ残された家族の苦悩があるのだし、そこから朋彦の苦悩と真之との恋愛ストーリーが成立するので。ただ晃一と祐二を出した以上、どういう風に「逃亡者」までの十数年の物語を小説として回収するのかなという一点が気になって読みました。結果は・・残念。祐二の救いのない生活が延々と描かれますが、もちろん甘さはなく、晃一もただ優しいオジさんのまま。晃一の日常に横たわる闇や苦悩や祐二への切迫した思いが伝わってこないので、晃一がすべてを棄てて祐二との人生を選ぶクライマックスが不十分だし、二人の逃避行の描写も急ぎ足。これでは「逃亡者」も小説として成立できなくなってしまいます。むしろ逃避行の日々に重点を置いて二人の恋愛をじっくり描けばよかった気がする。力のある作家さんだけに残念です。☆5のレビューをするのが信条なのですが、「逃亡者」が気に入っていただけに、初めて辛口レビューをさせていただきました。