レビュー一覧

話が進むにつれて、みんなの距離が少しずつ近くなるのがほっこりします。「大垣、しまりん」、と「クラスメイト的」な呼び方だった二人も「千明、リン」と呼び方が変わっています。それぞれのつきあい方は女子高生のそれよりも大人どうしの距離感に近く、物語の主題にスポットをあてるためには、このくらいのほうがいいのかな、と感じます。バラバラに行動していてもSNSを使いこなして時間をリンクさせるところはとてもおもしろいし、互いの行動を尊重しながら、自分の時間も楽しむ登場人物たちのスタイルが、スマートでとても良いとおもいます。

1巻だけ読みましたが、女子高生がソロキャンプをするという非現実的では？と思うところからはじまり、特にグルメが際立つわけでもなく、1巻のみでやめてしまいました。

…これは…アリなのか？女子高生が一人で泊りがけでキャンプって、親が許すの？いや、複数人数でもダメな気がするんだけど。絵柄といいどうにも男の妄想の世界な気がする。いや、テレビで女子キャンとか持ち上げられているけど、実際、ロングスカートでテントデコったりとかオママゴトキャンプやってたけど…えー…？？？マジですか？なんか良い良いと周りが言うし、評価も高いんで読んでみたけど個人的には手放しで褒められた話じゃない気がするんですけど…単なるファンタジー漫画じゃないよね、これ…。

この先どうなるか不安になるようなことは起きず、ストレスなく読めます。とはいえただ癒されるだけでなく、ゆっくりしたペースで正当なガール・ミーツ・ガールをしている物語で、女の子たちが新しい出会いによってちょっとずつ成長していくのも見どころです。そしてそれがあるから、けっこう感動します。また、細かいセリフや表情の変化や絵のタッチがクセになり、そこだけ何度も見てしまうところも多いです。話の中にキャンプの知識が散りばめられていて、トリビア集を読んでいるような面白さもあります。スマフォやSNSなど新しいテクノロジーを肯定的にとらえ、それを物語にうまく活用しているところに、作者のなみなみならぬチャレンジ精神を感じます。アニメから入りましたが、アニメを見て期待した楽しさを味わえたと同時にアニメとは違った楽しさも味わえました。５巻までいっきに読み、アニメと漫画をひたすらループし、６巻が電子書籍で出てすぐいっきに読んでしまいました。

キャンプの楽しさよりもキャンプ飯の美味しそうな所がすごい惹かれました。そうか、この漫画はキャンプ飯を楽しむグルメ漫画だったのか！

秋～春の間に最低限の装備だけ持って、ゆるーくのんびり過ごすキャンプが好きな私には共感できるところも多く、あらためて勉強になる部分もたくさんありました。自由なソロキャンプの良さも、仲間と過ごすキャンプの楽しさも、どちらの良さも伝わってくる素敵な作品です。冬キャンプにしか味わえない夜明けの澄んだ空気や暖かいコーヒーの美味しさ、焚き木の温もりが十二分に書かれていますが、今後、夏キャンプが苦手な自分にリンちゃんとなでしこがどう良さを伝えてくれるのか、今から楽しみです＾＾

キャンプの良さを伝えているのはいいんですが、若い女の子が山に夜まで一人危なすぎとか、ロングスカートじゃ汚れるだろうとか、現実的にみてツッコミ所が多かった。せめて格好萌えキャラみたいなのじゃなく、リアリティだしてほしかった。題材はいいのに。

高校生がキャッキャかわいくキャンピング。淡々と自分の時間を愉しむソロキャンパーもいるのが好感！キャンプ経験者もこれからキャンプを始めようという方にもさっくり読める良作です。冬キャンプは未経験だけど、チャレンジしてみたくなりました。

キャンプに行きたくなる漫画です。女子がキャンプに一人で行くには抵抗がありますが、キャンプ用品とか分かりやすくて、楽しくなります。

生理的に受け付けない。一番受け付けないのは、顧問が生徒指導中（なんだよね、一応）に飲酒。フィクションなんですけどね、許せない。