レビュー一覧

六青先生が描く不器用で卑屈な健気受け…大好きです。 しかも300年も拗らせ愛だなんて、それはもう、思考もネジ曲がっちゃいますね。だけどレイランドがカイエンにしたことの後悔が、なぜ愛に変わっちゃったのか…そこが少し謎だし、その後のハピエンも正直ちょっと足りない…毎回、六青先生の作品はページ数がもっと欲しくなってしまいます。

始めての作家さんでした。最初から切なく泣けました！報われない受けが可哀想で仕方ない！最後はハッピーエンドで本当に良かったです。

カイエンが可哀想すぎて辛かった...誤解だったとはいえ、レイランドも残りの長い人生を後悔ばかりで生きるのもしんどかったろうな。彼は5度目の転生なわけだから、カイエン＝カインの言葉のとおり、本当に諦めないでいてくれてありがとうです。ただ罪の意識だけならそこまでしがみついたりもしなかったろうし、前世の彼がどこまでカイエンへの想いを自覚していたのか、今となってはメロメロですが。カインがカイエンの生まれ変わりだと知る前に『カイン』を愛してくれて良かった。生まれ変わってくるのを300年も拒むくらい魂にも深く傷が残ってしまって無理やり転生させられたから、前世との外見の違いも、見つからないようにとの防衛だったんだと思ったら泣けて仕方なかった。弟のスウェンもいい子で良かった。心残りは、カインに酷い嫌がらせを散々してきた奴らに報復したかった（自分が）。

六青みつみ先生の小説の中で一番好きです。本も勿論持ってますが、電子限定ＳＳ読みたさににポチり。結ばれた後のイチャイチャラブラブが読みたかったので良かったです。でもまだ読みたい。続編とかないのかな、、、。弟のスウェンとベルセリドもちょっと怪しいので、この二人の物語も読みたいです。

紙媒体でも購入していたのですが、どうしてもSSが読みたくて買い直してしまいました。本編ではかなり辛い日々を過ごす受け様ですが、SSでは攻め様に大事にされている幸せな受け様が読めます。甘々な２人を読みたい方は、ぜひSSでお楽しみください。

青六先生の小説という事で購入。輪廻転生モノで主人公受の記憶が、どう変化して行くのか、覚醒するのかと、先の気になる展開でした。中でも中盤の天馬の下りは、一番好きです！主人公の不幸設定は相変わらずですが、「遥山の恋」ほどではないかな？エロは最後の方に少しあります。値段も6チケだしお買い得かと。

受けがこれでもかって位可哀想な目にあう作品を読みたい時は、この作者さんは本当におすすめです 笑 今回も例にならって、受けの可哀想なこと… ラストのハッピーエンドが無ければ本当に落ち込みます笑

輪廻転生300年の恋。なんてロマンチック！「どんな姿に変わってても、会えさえすれば必ずわかる(ｷﾘｯ)」でも実際は「(髪の色、雑巾の絞り汁みたいだな)」でした。ひどすぎるだろ、いくらなんでも。。でもこのお話はそこがミソ。どうしても目で追って、ひとつひとつの言動に一喜一憂して、運命の相手ではないとわかっていても(結果的にどうあれ)惹かれあっていくっていうチートに成り立たないラブストーリー。誰からも一目おかれる立場のレイランドがカインにかかると鷹楊でいられなくなるのもよかったし、スウェンがブラコン気味なのも物語が重くなりすぎなくてよかった。なによりカインが健気。不憫な子が甘党って萌える。。糸目少年の転職先にはホッコリしました。それにしてもイラストの収録がないのがもうホント。。

泣いた。健気すぎる。攻めと受けのじれじれのすれ違いが長くて心臓に悪いくらいぎゅーっと絞られる。ハッピーエンドなのですが、ハッピーの部分をもう少し長めにください、六青先生。といつも思います。

ファンタジーとしての設定は独創的でよかったです。レイランドがスウェンにべたべたしているのが気持ち悪くて嫌だったし、カイエンとやっと両想いになったからといってがっつきすぎるのもどうかと思いました。