レビュー一覧

表題作も嫌いじゃないけど、後半の高校時代の同級生の話のほうが好きです。ストーリー的にはサラッとしてますが何かが私の萌ボタンを押しています。受が可愛い！(女っぽく可愛いのではなく)そして受にメロメロになった攻もかわいい。ちょっとだけその後の話が載ってますがもっと読みたいと思いました。

大好きな作家さんです。今回も安定の画力とテンポのいいストーリーで楽しめました～。イケメンなくせにカッコつけすぎてない所が本当良いです。表題の額装屋さんのお話と、昔エロイ関係を持った友人と再会して…という中編が２つ。どちらもエロあり。額装店は感動系。ウケが若干面白キャラな登場なんですが、仕事ではイケメーンなギャップ萌えです。どちらも専門職カップルな所がつぼりました。再会話の方は何気に攻めがメロメロ。再会～二人で飲み行って個室でキス。短いですがドラマチックでグッときました。そして額装店の番外SSが面白かった！受の勤める珈琲店で、衆人環視の中無自覚にいちゃつく美男子。ご馳走様でした笑。「知らぬは～」「3LDKおおかみ～」とかと比べるとやや大人しい印象はありますが、評価もっと上げたいので5星で！

不思議な世界観が魅力的な作家さん。今回も独特の仄暗さときゅんとする甘さが絶妙なバランスで物語を展開しています。絵も然り。色気のある絵柄です。額屋さんの他に、故郷に残った子と帰ってきた子の再会話が収録されています。

サンプルに惹かれて借りました。表題作の『もういない人の気持ちを、残された人が知る切なさ』が絵にぴったりで話以上に切ない気持ちになりました。受け時点ではないからこそ、受けと彼を取り巻く人たち姿が際立っている気がします。それを三話だけですが、丁寧な絵と丁寧な話でゆっくり読ませていただきました。同時掲載作品は、手を出して相手のことを思いやったふりをして逃げた攻めのお話。受けが幸せならいいけど…当分攻めは受けにブンブン振り回されてしまえばいいと思います。それとこれは絶対に声を大にして言いたい。最後のおまけがたまらなく好きです。イケメンなのにこの必死な感じ。守るからって…！最後の最後で顔が大変にやけました。

最近、こういう心情を綴っていくお話を読んでいなかったので、興味深く読みました。BLは受け視点が多い中、私は数少ない攻め視点が好きなのですが、このお話も、攻め視点で進んでいき、受けに惹かれていく様子が良かったです。

２作入ってますがどちらも素敵です！目立つ感じではないですが、たまに読み返してみるとじんわりと心にしみます。どちらも時間の流れがゆったりとしてるからかなぁ～。この作品しかまだ読んだ事ない作家さんですが、絵もストーリー展開もありがちじゃなくて興味深いです！

独特の絵とお話の雰囲気がぴったり合っててとても楽しめました。表題作よりもうひとつの短編の方がどちらかと言うとすき！こういう純愛に弱いんです。

表題作品よりも、同時収録の「待ってなんかいない」の方がキュンキュンきて好みでした。攻めの溺愛っぷりが超絶可愛い(*≧з≦)

この作家さんとても好きで、一冊丸っと表題でも短編でも面白くて。でもページ数少ないとあっという間なんだろうな・・・っていうのがあるから少し悩んだんですけど。でも買って正解でした。額装店のお話ももう一つの同級生のお話も、良いですね。多くを語らずとも伝わってくるので絵の見せ方が上手いのかな？と。描き込みが多すぎても少なすぎても伝わらないことがあるので、私にはすごく合っている作家さんです。

表題作はよかったんですが、もう１作に納得がいかなかったです。攻めが自己中に見えて、故郷に残った受けを思うとせつなかったです。