レビュー一覧

山藍紫姫子ワールド前回ですね。主人公の美しさはこの世のものじゃない。

1作目と2作目がまったく違う話である事が分かるまで数ページかかりました。全く違う人物を主人公にしているのになんで同じ名前のキャラを出すんだろう。

文章がとても美しく、読みやすいと思いました。

表題作の外、もう一作同じエメロードが主役の話が収められているのですが、全く別人格というか別のお話のようです。どことなく闇が漂う表題作の方が山藍先生らしい作風ですかな。

表題作「誘惑のエメラルド」の他に「恋の駆け引き」が収められています。この二編とも主人公はエメロードですが、物語の雰囲気も主人公のキャラも全く違う別の物語。表題作は甘さが全くないのですが、それでも最後の最後に凍り付いたエメロードの心に光が差したかのような涙のシーンが印象的でした。できれば、エメロードが心を取り戻していくところまで読みたかったです。「恋の駆け引き」は表題作と比べると明るくほのぼのとした雰囲気。どちらも楽しめたのですが、読む人を選ぶかと。。本格的で詳細な拷問、骨折、モブ姦、３P、ねずみ、その他諸々…山藍先生の他作品を読んでいて免疫があるなら杞憂だと思いますが、うっかり読んでトラウマにならないか心配。

鞭で打たれたり、無理やりされちゃったり。シチュは色々で飽きませんでしたが、途中から話がよくわからなくなる展開でした。話がごちゃついてる？ような印象。あまり印象に残るようなシーンは無し。