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レビュー一覧

総合評価
5点
4.2
(305)
5点 5 150
4点 4 85
3点 3 51
2点 2 16
1点 1 3

※すべてのレビューが表示されていますので、Renta!で購入していないレビューも含まれています。

2015-12-02
評価点
5
ゆーんさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
ひょんなことからSじゃないのにS役をする事になった攻真澄と、ひどくされないとイケないドMな飛田君の話。寂しさや苛立ちなど、心理描写がすごく良かったです。胸がぎゅっとなりました。
2015-12-02
評価点
5
とろろ昆布さん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
他の方のレビューと解釈が違って、面白いなと思ったので投稿してみました。だからレビューというか感想に近いかも知れません。ご容赦ください。あらすじにあるように、もともとMっ気のあった飛田君に真澄がS役として付き合うというスタートですが、SMというのが「支配したい」「支配されたい」という欲の発露の一種であるとすれば、誰しもが大なり小なり潜在性があるのだと思います。実際に真澄もSに快感を覚えている部分があります。SMで厄介なのはそれが性欲に直結していることです。SMの気質は誰にでもあると言いましたが、当然「大事にしたい」「大事にされたい」という気持ちも同時に持っています。その相反する感情は普通であれば、"時々"我儘を言うとか、"時々"意地悪をする、とかで折り合いを付けるわけですが、セッ◯スという色々とデリケートなフィールドにそれを持ち込むと、上手くいかないこともでてきます。そのすれ違いや葛藤を丁寧に描いているのがこの作品です。飛田君は卑屈な性格だからMになった、というのは必ずしも因果関係として正しくなく、「『支配されたい』という欲が元来強い性癖で、しかし『大事にされたい』という欲も人並み(あるいはそれ以上)に持っている為に、自分はまともな恋愛など出来ない、転じてまともな幸せは得られない」と思っているから卑屈になった部分も大きいのだと思います。彼は同性愛者でマイノリティにマイノリティを重ねているので尚更です。 飛田君のMっ気はトラウマなどに起因するものではなく、その特殊性が話をややこしくしているだけで、筋肉質な男性にセックスアピールを感じるとか、胸の大きい女性に興奮するとかと本質的には同じ土俵の、フェチシズムに過ぎません。だからM=卑屈さ=乗り越えるべきもの、という解釈は私にはしっくりきません。飛田君は生まれ変わってなどいないと思うのです。 この話の顛末は彼らが矛盾する感情を理解し合い、受け入れ融合したということだと解釈してます。これから飛田君は真澄の「飛田君を大事にしたい」という気持ちを大切にし、甘いセッ◯スの中で性的満足はなくとも、そうでない部分で幸せを得るはずです。同時にSMのセッ◯スでも、飛田君は「いじめられながら大事にされている」と思い、真澄は「いじめながら大事にしている」と思えるようになったのだと思いす。
2015-12-02
評価点
5
松雪さん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
縄で縛ったり頭踏んだり首絞めたり目隠ししたり殴ったり(他にも書けないこと多々)SMが軸なのでエロティックですが、ほとんどのシーンに優しさや切なさが滲み出ているのでエロよりストーリー重視の作品だと思います。作家さんの絵がナチュラルでキレイで本当にお上手なので表情のひとつひとつに心奪われます。言葉選びも素晴らしいと思います。飛田くんの真澄に対する不器用な言葉や泣き顔、微笑みには涙が出ました。マゾというか全ての人間に言えることかもしれませんが、人は愛し愛され安らげる場所が在ったら生まれ変われるのだと、少しずつ真澄に心を許していく飛田くんを見て思いました。いつもは皆さんのレビューを参考に購入を決めてるんですが今回はガマンできなくて(笑)このレビューが購入を考える方のお役に立ちますように。
2015-12-04
評価点
5
ここまろさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
久しぶりにBL読んで泣きました。後半からラスト1ページの流れ、最高に切なくてロマンティック。あまりにも心が揺さぶられて、漫画家さんってすごいなって井戸ぎほう先生の才能凄まじいなって唸るばかりです。私の稚拙なレビューなんかじゃこの作品の繊細さ、切なさ、人を愛する温もり、悲しみ、喜びetc…伝えることができないので、気になっている方は信じてまず読んでみて欲しいです。SMのプレイシーン(流血も少々)描写もありますが、痛いと感じるのは、ふたりの重なりあえない心の部分だと思います。ただのプレイメイトから、お互いが心に傷を作りながらも手を取り合っていく描写が秀逸です。読み手の心にじんわりと余韻が残る、素晴らしい作品だと思います。ぜひ。
2015-12-03
評価点
5
りみたろさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
新刊の上にチケット7枚で二の足を踏んだけれども、サンプルを読んだ後の謎の魅力に抗えず購入。結果、マジで良かった!!!!痛い系、シリアス系、SM系は沢山読んできたけれども、これは他のどの痛い系にもない感動がある。性的関係から始まったが故に、性的なこと以外はまったく噛み合わない二人が、最後にお互いがお互いを喜ぶ顔を見たいと純粋に思い始めるまで成長する過程が本当に丁寧に描かれている。テーマと思われがちのSMの要素は正直そこまで詳細ではないし、むしろぼやかされている。この作品の主題はSMではない。一つの恋愛漫画として良作でした。
2015-12-02
評価点
5
nanamiさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
配信決まった時から購入を決めてた作品です。ぎほうさんの作品は今回も私には少し難しかったなぁ。でも、BSSMよりは分かりやすかったし(←前知識があったからか?)世界観も今作のほうが好きです。SMが主軸と見せかけてそうではない。真性MはいるけどSはいない。本当のSMではないのよね。真澄は飛田くんへの興味でSを演じてみたけど、彼への興味が愛情に変わった時、プレイメイトでは満足できなくなる。好きな人とデートしたり愛を確かめあったり一晩中抱きあったり…そういう願望ってノーマルな普通の感覚なんだと思う。王道なら、攻めが興味本位で始めたけどSに目覚めちゃってーか、受けが本当の愛を知ったから自分を大事に出来るようになってー、とどちらかに進むのだけど、そこはぎほうさん。最後まで二人のフィールドは違うままなんですね。でも時々片方が相手のフィールドに入って合わせてあげる。それが二人の折り合いのつけ方なんだろうと思った。 ぎほうさんの作品はどこか文学的で考えさせられます。キャラの背景や設定も必要最小限。飛田くんの心情は全く語られず、少ない台詞から推測するのみ。でも飛田くんの「約束守れなくてごめん…」から最後のくだりはうるうるして心を持っていかれました。口下手な彼が大好きな星の話から何を伝えようとしたのか…いや、大体わかるんですけどね(笑)誰かと一週間くらいこの場面はこうだ!とか語り合いたい(笑)。そんな作品です。
2015-12-02
評価点
5
まっちゃんさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
痛い事が好きなMのために献身的にSを演じる。でもSMがテーマではないです。楽しいこと、好きなこと、したいことがあまりに違う2人。表現方法も思考回路も何もかも違いすぎて、お互いの気持ちが全く理解できない。『楽しい』が共有できないもどかしさや苛立ちは関係性をも歪ませていくんですね。ほんと、価値観ってつくづく大事だと思いました。SMに全く興味はないですが、不思議なもので何度も共感させられる部分がありました。いや、これは絶対にまた読み返したくなると思います。
2015-12-01
評価点
5
マキシムさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
ここ最近一番注目している作家さんです。やっとこの作品もRentaさんで読めて嬉しい。痛くされること、酷くされることに興奮する飛田くんと、本来その嗜好はないのに流れで飛田くんの嗜好に付き合うことになった真澄。はじめは刺激を与えるだけだったのが身体を繋ぐようになり、キスするようになり、気持ちを繋ぐようになるまでの物語、なのかな。それが一筋縄にはいかなくて、すれ違いや誤解、にじり寄ったり離れたり。この心の変化がとても丁寧に描かれていて、絵も表情が凄く良いのです。切なさや苦しみや愛しさが画面から溢れ出てくるというか。絵だけで感情が伝わってきます。読み終わって息をはあ〜っと吐き出してしまうくらい、なぜか緊張感。他の作品もそうなのですが、この作家さんの作品てのめり込んで読んでしまう。痛い系苦手な人はダメかもですが、私はかなり好きです。
2015-12-02
評価点
5
sofaaaaaさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
SMは舞台装置で、そこで起きる関係性の変化のお話。約束ごとが守られている間の安心感、しかしそこには約束内でしかない寂しさがあり、孤独がある。約束内に収まりきれなくなってしまう強い衝動は関係性を壊し、傷つき傷つけ、しかしそこには新たな関係が芽生えていく。恋ってこういうこと、と思いました。
2016-12-01
評価点
5
ののさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
初めて読んだときから心をわしづかみにされ、何度読んでもいいと思う作品のひとつです。飛田くんは今までの相手みんなに愛されていたんですよね。今まで自分のことしか見えていなかった飛田くんは愛って何かわかってなかった。真澄の存在が飛田君を成長させてくれてほんと良かったです。愛に気づけば歩み寄ることも難しくないんだから、このあと二人は大丈夫って思えます。