レビュー一覧

厄介ものの集まり「5係」に元SATの黒岩が配属されてきたところから始まります。前半2/3が現在で、残り1/3が佐竹を取り巻く過去の話。これがBＬでなければ、映像化されるだろうと思うほど、ストーリーがしっかりしています。1巻ではほんのさわり程度、1巻で、んー？と思っても、ぜひ最後まで読んで欲しい。3巻から急速に物語が動きます。タイトルの意味も最後まで読んで、ようやく理解できます。ただ、広げた風呂敷が畳みきれてない感があり、続編書いて欲しいぐらいですが、それを差し引いても面白かった。

内容も十分読ませてくれます。謎もあり、ラブありで満足です。刑事もの、事件もの、好きなのでまた、よかった。文章いいです。

私はこの方の書くしっかりしていて落ち着いた文章がすごく好きです^^｢真音｣も好きです♪どちらも内容があってのエロなのでエロに重きをおく方にはオススメはできないかも。ファーストエッグは本編を当時たまたま雑誌で読んでいて電子化されたのを喜んで買いました↑↑が、2巻完結だろうと思い購入したところあとがきに4巻完結予定と書いてあり予想外(笑)どうやら本編半分、その2人の出逢い編半分の同時進行で進んでいくようです。なのでどちらもゆっくり進みます。私は本編を知っていますので同時進行はそこまで気にならないのですが初めて読む方は4巻まででて購入された方が一気に読めて分かりやすいかもですね^^;出逢い編は書き下ろしらしく本編が好きだった私としてはとても嬉しく続きを読める楽しみは出来たのですが、正直に言うと同じ4巻にするにしても別々にまとめて欲しかったかな。このやり方は本編がかすむ気がします↓↓気がそれる↓↓雑誌じゃないんだから出来ればどちらも一気に読みたかった。

2巻まで読破。話がしっかりしていて普通に警察ものとしても読める作品です。内容が濃く、2巻では佐竹と高御堂との出会いや過去の事件の話がメインになってきます。事件の犯人や全体像に興味を引かれましたが、それは続巻になるようです。が、ＢＬとしては、あれ？1巻目どんなはなしだったっけ？となんとなく中途半端に・・。話が完結してからの続巻ではなく、本当に途中なためよほど興味をもたないと続巻へ進めません。Ｈシーンもお互いの気持ちが見えていないせいか、（まだ過去に何があってこういう関係になったのかやお互いの気持ちの機微が書かれていないので）感情移入ができず、ただでさえ少ないＨシーンに色気を感じることも、までできません。最後まで読んで、お互いの関係や気持ちが理解できるのだとしたら、それまでは辛抱しなくてはいけない作品なのかも。ＢＬ作品が読みたいのだとしたら、物足りないかな・・・。

おまけの「不運な獣医」が読みたくて購入。大好きな佐竹と高御堂さん。ホントに好きで好きで、続きが読みたい。

このジャンル好きにはたまらない内容です。事件のお話もしっかりと作り込まれていて、そちらだけでも価値あり。そこにカプの関係性が絡んできます。一気に4作読んでしまいました。

長編物好きだから読み応えがあり満足でしたが、色々と謎アリで興が乗せられた割りには真相の部分が曖昧だったり、詳細が省かれていたりして少し残念でした。高御堂さんの受けに対する愛は行動が示しているけど、この人の視点からも書いて欲しかった。二人の関係も成り行きからずるずると…みたいな受けからの印象的でしたが、攻めの心理をもう少し詳しく知りたかった。尤も、謎めいているとこがこの人の魅力ではあるのでしょうが…。続きがあってもいい内容なので、出来たら期待したいです。

最近、この作者さまの作品に出会い、ハマってしまいました。やっぱり面白かったですね。登場人物がたくさんいて名前を覚えるのが大変ですが、それぞれがしっかり「人」として存在しています。事件の捜査についても「実際、こんな感じなんだろうな」と、警察内部のことはわかりませんが、納得させられてしまいます。目次にある「○○エッグ」というのが本編で、それ以外が本編に至るまでの過去編です。本編でもハラハラしますが、過去編も相当です。行きつくところがわかるだけに「ああ、ついに。あの瞬間が…！！」と、切なくなります。評価は、色々と謎が残されたままでモヤモヤしたので、限りなく★五つに近い★四つで。とは言え、作者さまが書きたかったのは謎自体よりも、それを踏まえたうえでの佐竹と高御堂の関係なのかなと思いますので、こういうラストなのかなと。もう一度読み直したいのですが、かなりの文章量なので覚悟が必要ですね(^_^;) 続編はないでしょうが、番外編があれば読みたいです。

雑誌連載中に読んでますが、その時のあらすじと表紙にちょっと誤解をしてから、それを払拭するのにラストまでかかり、なんだかモヤモヤしっぱなしだった印象があります(笑)設定が大きいわりに、意外と小さな所でまとまっているせいかな？高御堂さんはとても印象深い人で、寝床で飲食するとめっちゃ怒られるのだけ強烈に覚えています(笑)

読み応えありました。一話に一つの事件ということではなく、日々次々と起こる事件を描いてらっしゃることと、全てが事件解決にならないことなどがやけにリアルに感じました。登場人物の描写が丁寧で頭の中に映像が浮かび、「あ、これあの役者さんがやったらぴったりかも。」と思いながら楽しく読むことができました。まだ一巻しか読んでいませんが、もちろんこの後も読ませていただこうと思っています。