レビュー一覧

最高に素晴らしいお話でした！自称駄犬のラファエルと自由奔放で素直なクリスティアンとの執着愛のお話です。設定がドストライクで何度も読み返してます！クリスティアンがカタコトで「ラファ」と呼んだり、眼球ごとラファエルの涙をペロペロ舐めるのに、可愛くて萌えました。ラファエルの為に必死で努力するクリスティアンが可愛くてたまりませんでした。

私が読んだレビューは割と厳しめでしたが、作家さんが好きなので買いました。作家買いされる方ならそれなりに満足されるのではないかと思います。攻めがとっても素直でいい子でございます。いつもでしたら攻めがもっともっと黒くて実は受けの方がいい子パターンなのですが、この作品はどちらもあまり黒くなかったような気がします。もっと黒い方がこの作家さんらしいので星一つマイナスですね。

獣騎士と王子はよくあるパターンですが獣王子は珍しく、また宮緒さんの狂犬　駄犬攻めが大好物なので読んでみました。悪人は根っからの悪に徹しており同情の余地なく最後に成敗されてすっきりするし。主人公に近い人たちは皆良い人ばかりで言葉や行動に感動、共感しました。勧善懲悪っていうんですかね。まあ細かいことはファンタジーですからおいといて。物語が進んで野獣王子が人の心と記憶を取り戻し誰もが認める王太子になるにつれ騎士の誉れ高き攻めは駄犬ヘタレ犬となり立場が逆転していくところが面白かった。宮緒さんの犬攻めが好きな方は是非読んで頂きたい。

さすが先生の作品と思う執着病み系ででも結局ちゃんと最後はハピエン作品でした。

面白かったです。俺様な主人公の受けがかなりいいキャラでした。最後は王太子の地位を捨てて公爵？になるんですが、その美貌と傍にはべる守護騎士が領土内で愛され伝説になっていく様をみたいです。首の噛み跡を与える側と与えられる側の心理が素晴らしく、その関係は永遠に続くんだろうと思うと、やっぱりあと一冊は読みたいです。

宮緒先生らしく、ちょっと引きそうになる手前の良い塩梅です。変態ぽさが程よくスパイスになっててつい読んじゃいます。

わんこのこういう尽くし方がいいですね。それにしても王子が美しく成長し過ぎ。

狼に育てられた少女を彷彿とさせるストーリー。受は獣ですが、絶倫という意味合いではなく野生児という意味でまさしく「獣」です。攻は今回はネガティブ犬でした。宮緒先生の作品の中ではそこまで評価高くない作品ですが、私はとても好きな話でした。サマミヤアカザ先生の挿絵も受の美しく儚い雰囲気がピッタリで良かった。

完璧にヒロインとヒーローの心情の動きというか考え方というかが、普通のものと真逆です。それがいい！私には斬新でした。

作者さん買い。今回も良い犬だっだ〜ｗ。後ろ向きなのに、スパダリ。愛すべき犬ップリ最高！