レビュー一覧

記憶喪失のお話です。孤児の夏芽と川の浅瀬に倒れてた男、どうやらこの男は訳ありのようで、夏芽は突き動かされるように男を必死に介護します。その健気さは本当にひたむきで、こんなんじゃ身体が保たないなと思わせるほどです。記憶が戻ってくるのは割と早く唐突に訪れます。でも泉水（東條）は記憶が戻らなくても夏芽に執着してて、その感じが良かったです。あと個人的に、ぶっきらぼうな中に優しががある峰倉先生が好きでした（笑）。

主人公がけなげです。けなげな受けがお好きな人はそれなりに満足すると思います。ただ話というか、攻めのキャラクターが物語の特性もあるのかもしれませんが、ぶれるのでその辺に違和感を感じると評価も変わると思います。私の場合はけなげな受けに星四つでしたが話自身を評価すると2～3の間かもしれません。

内容紹介で読んだ設定がわたし好みっぽかったので読んでみました。が、外れました…。まず全体的にフワッサラッと深みを感じないというか、ストーリーがなんかありきたりな展開で、あんまり山という山を感じられない。攻めが再開した後にちょっと受けに冷たくするってあるけど、唐突に冷たくしてすぐ元に戻って、なにがしたいんや？受けは健気受けなんですが、何故そこまで健気に攻めに尽くすのか、理由がアッサリしてるように感じてしまうのはわたしだけかな？最後の方の濡場はもう惰性で飛ばし読みしてしまいました。とあるサイトでオススメしてる人がいたので読んでみたのですが、わたし的にハズレでした。これで9チケは高い。

前半は受けの境遇とかでちょっとウルウルするところ多々あり。ただ、攻めが記憶なくしてるときの性格、戻したときの性格がところどころバラついていて、あまり共感できなかったです。受けの子はひたすら健気なので、それにすくわれて星4つで！

表紙の絵に興味を惹かれて読んでみました。受けの健気な様子がとても印象的で読んでみて良かったです。

初心者向けです。天涯孤独な健気受けです！健気な美少年は大好物なんですが、私的には攻めがイマイチでした。受けをデロッデロに甘やかす溺愛攻めが好みなので、ちょっと物足りなかったです。最後、ハッピーエンドで良かったです！