レビュー一覧

スピンオフですが、こちらだけで楽しめると思います。ただ、私はそちらのほうが好きです。どちらも甘々ですよ。甘いお話が好きな人は読んでほしいです。間之先生の本、もっと入荷してほしいです。

さすが、間之先生！　期待を裏切らない甘さ。『片恋ロマンティック』のスピンオフといっても、椎名は冒頭に登場するだけです。流衣のお相手ラファエルがフランス人なだけに、すべてが甘い。間之作品史上サイコーの極甘に仕上がっているのではないでしょうか。ということで、ラファエルの弟、ガブちゃんの正論攻めで流衣が身を引く時も、「大丈夫、きっとラファエルが何とかする」って安心して先を読むことができました。そして納得の「なるほど！」という展開を用意して下さる着地点と先生の筆力にも唸らせられます。しかーーし、何といっても、憧れます！　夢です！　ドールハウス！！！！！　

甘々です。悪い人は一人もいません。優しい気持ちになれました。

甘々と言えば間之さんですが、その中でもこれは特別甘～い！チョコレートアイスクリームにフルーツ乗っけてキャラメルソースをかけたくらい甘いです。BL初心者さんにもお勧めの作品。健気で性格の良い流衣が初恋の王子様ラファエルと結ばれる再会ものですが、悪役は誰も登場せず（しいて言えばラファエルの弟ガブちゃん。でも彼の立場も良くわかって憎めません）出てくる人が良い人ばかり。もうおとぎ話かハーレクインか…ガブの横やりであやうく二人が引き裂かれるか？という展開でも、全く不安なくハラハラもしませんでした。強いて言えばそこがちょっと物足りなかったかな？お互いに顔も知らなかった二人　ラファエルが流衣＝探し求めていたルイだと気が付くのもかなり早いので、ここももうちょっと「自分があの時のルイなんだけど、とても言えない…！」という切ない過程があっても良かったかもしれません。この作品は『片恋ロマンティック』のスピンオフなのですが（椎名くんがちょこっと出てきます）前作を読んでいなくても全く問題なく楽しめます。

王道のストーリーで、安心して読めます。甘い話が好きな人にオススメです。

作家買いです。間之先生作品の中でもかなり糖度高いのでは。受のルイが繊細で控えめだけど卑屈なところはなく、きちんと自立した人で好きです。攻のラファエルさまはもう…スパダリの中のスパダリ。理想の紳士。ルイが身を引いてしまう展開は切ないけども、ラファエルがなんとかするから大丈夫だろうという謎の安心感があるので、あまりハラハラせず読み進められました(笑)そしてなんと言ってもアレクサンドルが素敵！賢い！コリー好きとしては彼が登場する度によによしちゃいます。アレクサンドルのごはんをラファエルが「食事」と言ったり、他作品ですが「虹の橋」という言葉がすらりと出ていたり、作者様はどうぶつがお好きなんだな～と垣間見えて何だかほっこりします。本編もSSも甘々。嫌な人も当て馬も出てこないのと、言葉選びがやさしいのと、ラファエルが前述の通りの人なので、終始安心して読めます。

好きな作品です。ラファエルの上品で如才なさが良いです。人物の上品さがキチンと感じられる文章って意外と見かけない気がします。説明だけでは上品だと感じなかったりしますから。どちらも純粋な愛情があって、主人公の健気さゆえに辛い場面があっても王子様が来るのが見える安心感。主人公は可愛く初心で慎ましい人物ですがテキスタイルという一般的には特殊？なお仕事をしていて、その辺も調べて書かれたのか単なる薄っぺらな設定という感じじゃなくて興味深かったです。アレクサンドルも自己主張が可愛い。

小学生や中学生の頃、夢見た、フランス、金髪、青い目、お金持ち。王子様のような人が、しかも溺愛してくれる憧れの設定。

かつての想い人との再開。やっと受けを探しだした攻めの喜び、しかし、攻めの境遇を思い、立ち去る受けと、その後の再開。やはり忘れることはできないと…。最後はハッピーエンドでよかったです。

なんというか久々読んでて照れるというのを経験しましたね(笑)完璧すぎるスパダリ！これぞ本物スパダリ！！これは主人公でなくても照れますわ。他の方が感想に書かれておりますが、登場人物誰も嫌な奴がいないけど、お互いの立場をおもんばかるが故に本音を言えない切ない心情が丁寧に書かれてます。オマケのエピソードもいいですが、主人公の仕事もかかわるような続編が読みたい！そんな作品でした。