レビュー一覧

もう少し子供のころの二人の生活を読みたかったな。いきなり高校卒業で早かった。叔父さんと甥っ子の話だと思ったら、予想もつかない展開だったけど。

賢一さんは、かつての恋人から愛情を十分貰っていたのだろうし、それと同等くらいの愛情を朔実くんに与え続けた。だからこその結末だなと思う。大事に持ち歩き、近所に株を分け与え、また、朔実も大事に育てた水仙の花言葉を読むと、賢一さんと関係が深い人たちすべてに当てはまる。

どちらも執着心が強くて、でも、伝えられない状況が続いて切ないし、先も読めず、読み出したら一気に読んでしまいました。

イラストの麻生海先生が大好きで紙書籍で購入。時々読み返す程度ですが、読むたびに切なくて涙します。

BLって感じはあまりしません。２人がくっつくのは最後の最後です。おじさんいい人だったからいいものの、普通に考えたら、怖いお話。