レビュー一覧

知原さんの絵は、温かく、お話の持っていき方と相まって小さな幸せをあちこちに散りばめてくれているので好きです。今回は皇太子妃と地方の町医者という身分差のあるお話だったので、きっと他の方が書かれたらもっと揺れの大きい流れになる気がします。知原さんの最後に秘めた想いをようやく告白するって形もロマンチックなのですが、途中の揺れがもう少し欲しかったなぁと。ほんわかしたい方にはお勧めです。

絵も登場人物の人柄素敵なんですけどね…ハーレクインなんでもちろん現実味はなくていいんですが…これはやりすぎでしょうよ。

これは逆玉のコシですね。いくらプリンセスとは言え、よく一般市民との再婚が許されたなぁ。

知原先生の絵は、ふんわりしているので、こういう話に合ってるなと思います。ただ、原作小説家の方には、「ヒロインがいくら未亡人とは言え、よくカンタンに一般人と再婚させてもらえたね〜」とツッコミ入れたくなったけど(^_^;)

皇太子と結婚し皇太子妃になったヒロインですが、結婚は失敗だったんですね。そんな皇太子が亡くなって2年して、羽を伸ばそうと旅に出たら出だしから失敗。助けてくれた医師のヒーローに記憶喪失のふりをしますが、ウソを付ききれずちょいちょい漏れてしまいます（笑）その事を追求せず見守るヒーローですが、早々にプリンセスだとバレてしまいます。小さな町でちょっとした騒動に。ヒロインの情報を流したのは保安官？思い上がりも甚だしいヤツでした。ヒーローと接しているうちに亡くなった皇太子とは感じられなかった心の通い合いの嬉しさを知りますが、現実を突き付けられ儚い想いだと諦めます。ヒーローもヒロインへの想いを封じようとしますが、諦めきれずにいると記者に2人でいる所を撮られてしまいヒロインは迷惑をかける訳にはいかないので帰ると言います。でも気持ちを抑えきれなくなったヒーローは愛の告白をして、記者の前でどうどうと恋人宣言。これからどんな目にあおうとその覚悟はできているというヒーローがカッコ良かった〜。こんな素敵なヒーローと出会えたヒロインは間違いなく幸せになれますね。

休暇中のプリンセスが最愛の人をみつけるまでのストーリー。ほのぼの感はあるがドキドキ感がもう少しあると良いかな。

ヒロインの立場で長期休暇を取れるほど柔軟な国でよかったと思います

現実感の無いハッピーエンドストーリーです。

どうして？の答えが、描いてあったよ。スゴいな、このジャンル。絵柄がロマンチック。不幸なロイヤルウエディングに、こんなエピローグがあれば、もう満足です。

一人旅に出られるプリンセスの身軽さが疑問だけど、それで始まるロマンスが楽しめました