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単純に面白い世界観です。この作者の描くジェンダー系のお話は、根が深い気がします。同性愛とか妊娠出産が苦手な人にはオススメしません。
男、女と、第三の性『サード』がある世界の物語。お付き合いや結婚も三人でするのが当たり前、そうでない人たちは、異端の目で見られます。これは苦しい。ただでさえニンゲンカンケイ難しく、ペアの夫婦でも相性と思いやりと努力が必要なのに、三人でうまくやっていくのは、バランスや嫉妬もあり、大変なことでしょう。しかもそれが当たり前と言われる。「生き苦しい社会」と、「その中でも自分に正直に生きようともがく人たち」が描かれているように感じました。テーマが性と生という大きなものなので、もっと長い物語だったら、もっと深くまで描かれたんだろうな、もっと長く読みたかったな、と思います。(作者さんもあとがきで書いてますが)
自身の女性器のはたらきによって「家族」の中での役割が与えられる、という設定は非常に面白かった。テーマがテーマだけに、もう少しその家族のあり方の様々なパターンが見てみたかったなと思うので星3つです。
深い話でした。当たり前と思っていることが当たり前でない世界。何が当たり前か考えてしまいます
話としても面白く、考えさせられる内容でした。 ジェンダー問題について学んでいる方などには物足りなく感じられるかもしれませんが、商業的な物語としては、深入りしすぎず考えさせるちょうどいいバランスだと思います。 ただとても気になるのは、女二人男一人でカップルを作っていくと、男性の半分が余ります。余った男性はいったいどうなっちゃうんだろう?
好きな感じの絵だし、設定がと独特で面白いのですが、作家さんご自身もあとがきに書かれている通り、物足りないです。もっと主人公たちの心情をしっかりえぐってほしかったなぁ。重めのテーマなのにタッチが軽くて残念でした。
著者があとがきで「コミックス一冊分に収めるには無理のある設定」と書いている通り、かなり中身が濃く、考えさせる話です。「性が3つある世界」と内容紹介にあったので、「オメガバース」なのねと思っていたら、坂井恵理さん独自の世界観にビックリしました。女性だけが「女」と「サード」に分かれる。つまりは、全ての家事育児を担う専業主婦と子供が欲しいけど仕事も頑張りたい女性と、そのまま何も変わらないでいられる男性の3人で家庭を営むのが当たり前。それ以外の考え方、LGBTQの存在は無視。「オメガバース」や「ヒヤマケンタロウの妊娠」よりも生々しく、あってもおかしくない世界だと言えるのかもしれない。これ一冊で終わらせるのはもったいない、もっと深く描いてほしい世界観ですね。
もう少し長く話が欲しかったです。でも考えさせられました。男も性器だけ持つものと精巣を持つものがいたら不公平感が無かったかも。女性だけが被害者ぽく書かれていて、もっと練って4種混合の話になると面白い。男装家より女装家の方が良く見ますし。
設定が面白かったです。それだけに単巻で終わっているのがもったいなく、主人公だけでなく、より色んな性にふみこんでそれぞれのストーリーが続いていればもっと楽しめたのに・・という点が残念です。
自由とは、幸せとは、読み手によって考えさせられる事が違ってくる作品だと思います。だからこそ、もう少し掘り下げてほしかったかなぁ…残念
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単純に面白い世界観です。この作者の描くジェンダー系のお話は、根が深い気がします。同性愛とか妊娠出産が苦手な人にはオススメしません。