レビュー一覧

早い話、ユキチはめんどくさいヤツです。偏差値が高いだけに変にプライドも高いし理屈っぽい。だから恋愛が上手いはずがない…。まあね、色々あって成長したけれどこいつと付き合ってる行くのちょっと大変だったりするかもよ？本当にこいつで良いの？ってチヒロに訊いてみたい…。(^_^;)

さいこうだとおもいますはやくつづきがよみたいです

思うままにいかないところや登場人物の人間らしさが素敵です。

少女漫画のような爽やか恋愛上手のイケメン君より、リアルではユキチ君タイプの方が多いので、そういう意味では現実の青年を見ているようで面白かったです。

この作者の作品「セツナフリック」や「パッカ」のファンタジックでありながら妙にリアル感のある作品が良かったので、この作品も読んでみた。実体験に基づいたような私小説的な作品でそれほど惹き込まれるところはない。特にワンゲル部らしい野蛮で汗臭い雰囲気が全く感じられないのは残念である。

しようもないなーと思いつつ、読んでしまうお話でした。

色々な感情が枯れ果てた世代なのに、胸が絞られるように苦しくなった。切なくて泣いてしまうけど、辛くないから何回も読んでしまう。

まあそういうものだが，男子のしょうもなさはよくわかる。

ユキチとチヒロの二人の物語のユキチ視点の話。大学事務員のおじさんの言葉がいいです。

対になっている、「チヒロのこと」とセットで読みましたが、悪くはないんだけどちょっとありきたりなところから抜け出せてないかなあ、と思いました。