レビュー一覧

恋の濃度を確認するために自分の体を安売りするのが嫌だ。

箱入り息子の聖と政治家の私設秘書の大成。大成に振り向いて欲しくて、派遣ホストとして当て付けのようにバイトする聖が意地らしくて可愛い。そして聖を愛しているのに、聖の父の国会議員としての立場や自身の家庭の事情でひたすら感情を押し殺して聖に接する大成が切なかった。最後は聖の初体験の相手がめでたく大成となったのでパピエンです！

ありえん。ホストしている理由もホストとしての立場も、秘書の行動も、とにかく現実味なし

前作『じれったい口唇』に出てきた聖のお話。軽井沢の別荘での出来事が、聖目線から読めるようになっているのが良かった。しかし、大成に向けての聖の誘い受け、なかなかいじらしくて可愛かった。

「じれったい口唇」の聖視点が読みたかったので。こちらのカプは、あらすじから予想できるストーリーを裏切らない安定さ。つまらないわけではないけれど、特に際立ったヒネリがあるわけでもなく、可もなく不可もなく。聖がお子ちゃまだな〜っていうこと以外、1週間後には覚えていなさそう。

おもしろかったです。攻めを思い続ける受けが可愛かったし、想いが通じ会った後のタメ口になる攻めがかっこよすぎました。