レビュー一覧

「きっと君はなき自転車置き場を悼むよ」このセリフの繊細さと優しさと残酷さ。大島弓子さんは詩人です。この作品に出会えた幸福をたくさんの皆さんと分かち合いたい！

死に近い話が多い印象。表題作を久しぶりに読んで、胸が揺さぶられた。自分を想ってくれている人がいるってことはやはりうれしいものだ。

四谷怪談と聞いて怖い話なのかしら？と最初思って読んでみて大島先生が怪談を描いたらこうなるんだなとストンと思えた。

題名が怖いのでドキドキして読みましたが、怪談とは違いました。お話しは好き嫌いが別れるでしょうが、しっかりと作りこまれています。

失敗しました。古い作品が嫌いというわけではないのですがさすがにこれは世代がドンピシャじゃないと登場人物皆お花畑に見えてしまうんじゃないですかね。「おお、ローズティー」って何に語りかけてるんでしょうか。いえ、いいんです。そういうのりが流行った時代があったんでしょう。でも生まれてこのかたこの類の少女漫画に触れたことのない私には滑稽に見えました。あるダークファンタジー系作品を読んでいたらお勧めで出てきたので悩んだ末購入。でも表題すらホラー感はありませんでした。字が多すぎて読み返す気にもなりません。