レビュー一覧

かわい有美子さんの作品の中で一番好きです。取り立てて派手ではないのですが、SIT（警視庁特殊班捜査係）が舞台でその特殊な職種も適度に紹介されていてきちんと警察組織をリサーチされてるんだなあと感じます。何といってもこの作品の魅力はキャラクターがしっかり作られていること。受の遠藤は格闘技の達人でありながら心に闇を持ち、生きるという事に執着せずどこか冷めている非常に不安定なキャラ（刹那的で快楽主義だと言われています）。どこまでも漢でありながら、その危うさが色っぽくしなやかな山猫みたいなタイプです。そして遠藤を彼の過去と共に真っ直ぐに受け止め、心身共に護ろうとする神宮寺。こちらは凛々しく男っぽいドーベルマン的なワンコタイプ。二人のお互いを受け止め精神的に結びついていく過程が、丁寧に描かれていて言葉のやり取りや業務中のエピソードなどが非常に生き生きとしています。受けの遠藤の性格だけではなくって、物語全体がツンデレ！　男くさいハードな職務＋2人の甘い時間…　大好きなCPなのでできるならば、その後のエピソードも書いていただきたい！脇役キャラも1人ひとりのキャラが立っていて面白く、私はこの作品にハマって平河寮シリーズを完読しちゃいました。（でもやっぱりこの作品が一番！）一番「かわいさん、上手いなあ」と感心したのはタイトル。2巻まで読んで「甘い水」の意味が重みを増してきます。

甘い水・・・なるほど！そういう意味だったんですね。つらい；；いやしかし！すごい満足感です！辛い過去はあるんですが、主人公お二人がめちゃくちゃ魅力的なのです。男なんですよ。華奢で強気で運動神経抜群で、でも隠してるもろい部分がある遠藤。もう転げまくるくらいツボでした。そしてまわりの仲間や先輩たちとの掛け合いにクスッとしたり、そうかと思うと事件のシーンはハラハラしたりで。本当に大満足の作品でした。幸せを予感させる終わり方も素敵。泣いてしまいました。もっと続きが読みたい！！最後に、あとがきに書かれていらっしゃるとおりあの先輩の今後に幸あれと祈りたいですｗおススメです＾＾

もうね・・・★が５つしかないから５つつけますけど、もっとあったらもっとつけます。二人の性格設定から背景からストーリーから全部がよかったです。続編読みます。

良作を見つけてしまった！タイトルの意味は2巻でわかります。攻めが受けにベタ惚れなのが読んでて気持ちいいです。ストーリーがしっかりしてるので気軽に読み返せないですがとてもお気に入りです。

作者さま買いです。ストーリーがちゃんとあり、背景、設定もきちんとしていますので、読み物として面白いです。いろんなタイプの脇キャラも魅力的ですね。過去や性格も含め受が強く、やや攻が弱いかな。男らしい受は好みですがデリカシーに欠けるため、色っぽさやイチャラブがもう少しだけ欲しかったかも。ま、警察モノですからあまり甘くても不自然ですしね…

悪くはないしそれなりに楽しめたのですが、ただ多分高評価に期待しすぎたのか、思ったほどは刺さらなかったな〜というのが読後の感想。おそらく私自身がM/M好きすぎるのと警察系のもっと好きな作品があるせいもあるだろうなと思います。遠藤が帰国子女であるために空気読みきれない加減はとても良かった。神宮寺も篠口も適度に不憫。神宮寺はかっこよかったのですが、完全に個人的な趣味で肉体派よりも頭脳派なもので、どうしても篠口が気になって仕方なかったんです笑。篠口の話も読みたいけど、ただこの人受けだよな〜、遠藤をどうするつもりなんだろう…などとモヤモヤしてたら、『墨と雪』に受けで出てくるんですね。今回シリーズで一番評価高そうなものを選んで読んだので、他のはどうしようかなと悩む…。

警察もの好きなので読みました。男前受け好きなので遠藤はドンピシャだったのですが、下巻で過去に負った傷を自覚してるのかしていないのか、だんだん神宮寺に心を許していく姿が満点です。

文句なしの★５つです。他の電子書籍で購入してましたが、読みやすいこちらでも改めて購入してしまうくらい。何度も読み直してます。まだ始まったばかりですが、それでもほんわかと幸せそうな2人。続きが出るなら是非とも読みたいです。

ドーベルマンの様な後輩ワンコにデロデロに愛されるってたまりません。心に傷をもつ先輩受けを、命をかけていつも側で見守るなんてロマンです。受け攻め二人とも男らしくてカッコいいです。

評価が高かったので購入しましたが、私にはうーん刺さりませんでした。面白味に欠けます。