コミック版を読んでから。生い立ちから愛を表せないヒーローと愛してしまったヒロイン。体の相性は抜群なのに心は上手くいかない……HQによくあるパターンですね。予定外の妊娠（本人気付いていない！）でヒーローは結婚を迫るが、誤解など紆余曲折あり。後半でヒーローの父に対する葛藤が判明、やっと2人に話し合いが出来ます。それまでは話し合いではなくてほぼ口論だった。ラストシーンのメルとの母親としての会話がステキでした。妊娠線やシワについて！！

前作で、ヒロイン友人夫婦の「始まりはミステリー」を読んでから今作を読むと、ヒロインのルイザの違和感が強くて、受け入れるが難しかったです。2度の離婚歴があって、率直な意見を言う姉御肌で、ずうずうしいルイザが、名前と職業以外は多分年齢も違う全くの別人。同じ作者なのに、なぜこんなことに？？う〜ん、ストーリー以前にルイザが・・・。逆にヒーローは、前作のヒーローで友人のジャックとそっくりな問題を抱えていて、既視感があります。2人とも愛せないと思い込んでヒロインに去られますが、ヒロインの寛大さに救われます。ジャックの方がまだましな男です。今作だけを初めて読むなら、おもしろいかも。気性の激しいヒロインと愛の自覚が欠如しているちょっぴりズレたヒーローの口論ばかりで、ラブの甘さは少ないですが。