レビュー一覧

悪くはないけど、物足りない。ヒロインが成長していく姿は共感できたけどハーレクインっぽくない気がする。

ＨＱものには物足りないというレビューもありますが、私的にはよりリアルな感じがしてストーリー展開にも満足でした。元恋人が私信を公表してビジネスマンとしての信頼を無くした場面はスカッとしました。

他の方が書いている通り恋愛モノとしては物足りないお話です。でも、ヒロインの成長物語としては良いお話でした。 個人的にはヒロインの飼い猫が居留守を使おうとしたヒロインの代わりに鳴いてお返事する所と、ヒロインを良く思っていなかったポーラからの留守電メッセージの所がなんか好きです。

話としてはよく纏まってるので星３つですがHQモノとしてはちょっと物足りないかも…個人的には元社長のアランが墓穴掘って恥かくとこが好きです(笑)

私は好きです。メインのヒーロー・ヒロイン、共に人を愛することで傷ついていたけれど、傷を忘れるわけではなく、傷を持ったまま前向きに上書きしていこうと思う気持ちが素敵です。その分イチャイチャ度は低いです。ヒロインを貶めた元社長、ヒロインに無実の罪を着せ、亡くなった母親の会社を傾かせ、ヒロインの昔の親書（恋文）を軽々しく公表するなんてなんて最悪な奴なんだろうと思っていましたが、会社（自分の母親）への思いを知ると、許せはしないし、もっと大人になれとも思うし、最低だとも思うのですが、母親が自分よりヒロインを大切にされている気がしていたのかな・・・人間関係って複雑だな、と思います。いや、やったことは許せないのですが・・・。最後の「すぐには叶わないかもしれないけれど・・・」素敵だなと思います。

ストーリーは悪くないんだけど、過去を書き換えるとか、人生を綴るとかいう言葉で、作画を担当した山下さんの「代書屋佐永」がちらついてしまって、内容が頭に入ってきませんでした。

メグは臆病になってしまっていた。前社長は彼女と婚約していたのに彼女を利用し、罪をなすりつけ会社を乗っ取るようにして低迷させてしまった。エティエンヌは会社を再建させる為に達筆な文字を書くメグが必要に感じ彼女に会社再建の為に戻ってくるように頼み込む。二人は力を合わせ仕事をするうちにプライベートにまで踏み込んでしまう。二人の恋に猫が素敵なエッセンスの役割をしています。

絵も綺麗で、丁寧に描かれているのですが、それと恋愛要素は全く別なので。もう少しはっちゃけた恋にしても良かったんじゃないかと思います。

ヒロインが成長していくと同時に育まれるロマンスが素敵でした

リスト、リストと何度も繰り返されて辟易してしまいました。ちょっと偽善的です。