レビュー一覧

ストーリー的に随分ときれいにまとまってるな、と。ゲイならば誰もが経験しそうな異性愛者への恋と、その気持ちの過程であるとか、若者が経験しうるバイトに明け暮れた生活や夢に向かって頑張ることとか。そういう意味では共感を覚えるところはある。主人公を好きになる常連客もいい人だし、大家さんもいい人。ただ、それらの人間模様を通して、どのように男性同士が恋人に発展していくかの肝要な紆余曲折の部分の掘り下げについては、やや浅い。読み手の心をギュっと掴むパンチが…。サラリと読みたい場合には良いと思う。

登場人物の一生懸命さに惹かれました。バルビザや傘を使う演出が印象的です。ちょこちょことした脇役の人がたくさん出てくるのですが、ごちゃごちゃしていなくて、むしろ複数の会話文から主人公の性格が読みとれるので無駄がない気がします。主人公を好きになってくれた人が優しくて物分りがいい人だったので振られてしまう時にチクリとしたけど、全体的に落ち着いた優しい雰囲気で読みやすく手元に残したい本です。

内容は普通かなと思いますが、大地の心情に少しウルッとする自分がいたので☆プラスしました。ただ、お互いに他の人と一緒にいる相手を見ただけで傷ついたり、身を引かなきゃと思ったりっていう場面が複数回あるとちょっと興ざめしちゃいます。駈はいい人に囲まれているし、もうちょっとウジウジが少なければいいなと思いますけど、全体的にはわりと満足。

ほっこりします。ただ主人公に気持ちが傾いていく心の揺れが少し薄いく説得力にかけて惜しい。絵は見やすく話の展開もわかりやすいから最後まで一気に読めて面白かったです(*^^*)

雰囲気はめっちゃすきです。エロくないし、ちょっと気持ちの表現が淡々としていて伝わりにくい感じはするけど、雰囲気はいいです。

なんだか随分と都合よく進んだなぁと思った。キスすら無いのなら、深いストーリーで読ませて欲しい…。

サンプルから気になり購入しました。ストーリー的には特に奇抜な漢字ではないのですが、受君のゲイである葛藤と攻君のゲイではなかったのに段々受が気になり心情が変わっていく姿に違和感なくスッと受け入れる事ができるサラサラ系作品でした。それを味わいたくてなんども読み返したくなる作品です

話が順の追って丁寧に書かれているところに魅力を感じる。

ゆっくりじっくり近づいて、気持ちに気付いていくような話。キスもなし。そういう話も好きです、でも、カケル君の方は家庭の事情、職場、お客さんとのやりとり等とてもひきこまれました。ただ、大地の方は、いまいち魅力を感じなかった。付き合いにくい自分の相手をしてくれたから一緒に居たいだけ、とも思えてしまう。バビルサは好きです。

好きな作品です。よくある展開の中にもキャラクターらしさが入っていて好きです。