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いやー最後ヒロイン母の乱入であと10ページぐらいしかないのにこんな修羅場どうすんの？と思っていたらうまくまとまりました。ヒーロー本当にヒロインにメロメロ。ミランダリーっていいですね。

学生時代に同じ寄宿舎で親友同士になった3人の富豪のシリーズ。最初のラッセルは、秘密主義で謎めいた雰囲気をまとい、復讐心に囚われてヒロインに近付きます。が、最初の段階からヒロインにメロメロです。ヒロインも、破産した資産家の娘という立場にも関わらず、今までの甘やかされた自分を反省し、一生懸命前向きにいきています。ヒーローに関しても、疑いながらも惹かれていく自分自身を素直に表せる好感の持てる女性でした。ラストの打ち明けるシーンのヒーローもヒロインも、ステキでした。

学生時代からの友人であるヒーロー3人組の最初のお話。友人ヒューは「ボスに捧げた夜」、ジェイムズは「ハネムーンは終わらない」です。ヒーローはヒロイン父親に復讐を誓いますが、ヒロインを初めてみたときからメロメロです。でもヒーローの復讐心はただの逆恨み。ヒーロー父親の死を全部ヒロイン父親のせいにするのはお門違い。お金がないやつにカネを貸すべきではなかったとかおかしい、ビジネスとはそういうものだし。そういう思考回路のヒーローにはちょっとがっかりです。ヒロインはまるで関係ないのに娘だということで復讐しようとするのも変な理屈。実際にはヒロインにメロメロで復讐にはなってませんでしたけど。あと自分の親の寝室の親の使用したベットで愛し合うのが平気なヒロインの感覚も無理だった。ヒーローがメロメロな点は良かったです。