レビュー一覧

あれ…？この作家さん、こんなに絵が下手でしたっけ…？何作か読んだ事はあるのですが、ここまでデッサンの狂った絵ではなかったと記憶しています。何かありましたか、と問いたい程。ストーリーも何というかちぐはぐで、そこには原作の意図も含まれてはいると思うのですが、ちょっと箇条書きを読んでいる気分になりました。

素敵なお話でした。体の描き方とかストーリー展開とか、あまり上手くないと思うところもありましたが、気に入ったので無期限にしました。ただ、時間経過が雑です。出会った時点でヒーローは闘病中、くっつくのに約一か月、その４年後には寛解から５年という説明。ちゃんと辻褄は合わせて欲しいです。

とても面白いストーリーでした。しかし、「間」が悪い。セリフには感情のままに言葉にするものと、考えてから言葉にするものがありますが、この「間」を操ることが出来ていないために詰め込みすぎ感があるのです。これだと説得力に欠けるのです。チェイスもミリーも己の中にある悲しみと対峙しお互いを癒すというのには、お互いの存在と二人の間にある空気や時間、そして言葉が必要です。それが感じられる作品であったならと　ちょっと残念。

ヒロインは悲しい過去に囚われて、ひたすら仕事に逃避していたものの、上司命令で強制的にバカンスに来て、ヒーローと出会います。ヒーローも簡単には人には言えない秘密を抱えています。二人が惹かれあう過程が丁寧に描かれていると思います。ただ、時々デッサンが狂うのがどうしても好きになれない…。すごく残念。なので☆３で。

絵柄は綺麗なんですが、ヒロインとヒーローの表情が同じパターン。もう少し喜怒哀楽が出せたら、もっと読みやすいのに。

う～ん。こういうお話って、題材としては悪くないと思うんですよね。男性はＨＱに登場する理想の男性像にはまるし、原作ストーリーもいい。やはり、与えられたページ数で、どのようにお話と絵の構築をするか？という漫画家さんの力量の結果と思います。この作品はその点ではとても残念。あらすじを忠実に追っていったら、こんな感じになりました・・という典型的なパターン。

特に満足感もなく、1チケなら納得の内容でした。

お互いに何かをもとめてて、出会った二人、クライマックスは、女性から行動をおこし感動的な、最後でした。

二人の抱えている問題がわかるまでは、あまり理解できませんでしたが、わかってからは納得できました。特にヒーローの行動は切ないです。ヒロインも最後まで諦めなくて、良かった。最後には疎遠だった兄弟とも和解したようだし…ハッピーエンドで、良かった♪

題名からもっと違う話を想像していたから、ちょっと残念でした。最後は二人とも抱えていたものを乗り越えたので良かったです。