イラストも綺麗でおっとり捜査の小手川さんの本領発揮だと思います。お話もいつものようにシリアスでどこか悲しい…考えさせられる内容ですが、死刑囚042や君のナイフのような切なさのなかに悲しみががあるような微妙な心理がなく、尻切れトンボの終わり方です。いつもの小手川さんのお話が好きな人には肩透かし、ゴシックロリータを着た美少女が銃をぶっ放すなどのお話が好きな方にはオススメです。

絵はきれいで好みなんですが、お話がちょっと読者おいてけぼりで進む感じがしました。ゆりくんのお話の途中でいきなりみつばくんのお話になる感じで、もう少し掘り下げてからみつばくんに移って欲しかった。

ある意味この時の作者の苦手分野？なのかもしれません。君のナイフや死刑囚よりも派手なシーンが多く考えるよりも先に手が出る漫画かもしれません。全ての作者の漫画に共通といっても過言ではないですが、死と死んだ人に考えさせられるひとつの漫画です。

もの悲しい感じのストーリーで感動します。キャラのゆったりさとのギャップがいい。

素材はいいのですが、なんだかなぁ・・　　母を殺さざるを得なかったゆりくんは、本当に気の毒だ。　　あんなの言うことはどこまで信用出来るのでしょうか？？　　なんだか、何もかもが嘘っぽくて、リアリティに欠けます。

最初の方は内容がよく理解できず、おもしろあともつまらないとも言えない感じでしたが、3巻くらいからおもしろくなってきました〜。4巻まで読んだけど、これ続きがあるのでしょうか？？ここで完結なかんじかするのですけど…(^.^;

絵そのものはストーリーに反して迫力や躍動感はないものの、逆にその絵が設定やストーリー展開を淡々と描いていて、自分はけっこう好みでした。あんな、ゆり、みつぱ、この3人が社会を捨て、今後どこに向かおうとしているのか、とても気になる。

そのキャラにスポットが当たってる時は魅力的なのに、脇に周ると輝きが失われるような・・・ゆりくんもみつばくんも。ニコニコとためらいなく残酷な事をする美少女・あんなに関しては、まだ心境がつかめません。

シリアスで悲しい話しだが二人の男子との絡みが笑える。今後の展開に期待します

絵が可愛いし殺し屋でてくるけど、ぐろくなくて、読みやすい。心理描写も上手で引き込まれる面白さです。