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女の子たちがかわいくて絵がきれいで読みやすい

なんか病んでる。元気にみえて結構病んでる。若い子たちって生きづらそう〜〜、むやみに。自分から蟻地獄に入ってく感満載なのが、大人から見た感想。さて、…

タイトルが気になって読んでみたけど面白かった。

絵柄がイラストみたいでちょっと他とは違う感じがしました。成人していて23歳なのに16歳はちょっとキツイかなぁ〜とは思いました。

面白かったです。オムニバスで、登場人物がすべてのストーリーにリンクしています。めでたしめでたしで終わらないのがリアル。渋谷という華やかな街を闊歩する人にも色々事情があるということを描いているのかなと感じました。ただ、援交とか渋谷で声掛け待ちなどそういうのが古臭いなあと思いました。今はスマホでパパ探しする時代だし、中高生は渋谷以外の街に集まるようになったし、2013年の本なのにとてもノスタルジーを感じました。

シブヤって街は　TVでしか見たことがないですけれど、若者たちの危うい感受性が　バチバチと火花を飛ばし合っている街なんだなぁっていうのは　この一冊を読んで感じ取ることが出来ました。

平尾アウリさんの絵が可愛くて気になって紙面で購入。絵が綺麗で可愛い。けど、イラストみたいで、絵に動きがあるわけじゃないから、物足りないと見る人もいると思う。一話一話の人物が繋がっていて時間軸を辿って読めば、それぞれの成長や心の機微が見えるから、群像劇としてうまくまとまっていると思う。それと、これ、何十年後からに2010年代の渋谷の風俗を読むのにいい資料になるんじゃないかな。

渋谷を舞台に　オムニバス形式で　ティーンな女子から２０代前半の人たちのおはなしなんですけれど、多感な年齢だからこそ　性的なことで　満たされようとしたり、理不尽なことをしてみたり、考えたり、淡々と描かれているからこそ　そういう事が浮き彫りになって　よかったです。

女の子たちがメインの短編集ですが、たまに混じる男の子たちのエピソードがグサグサ刺さりました…

作者買いです　全ての物語りがどこかで繋がっているパターンで面白いですが物語りの全てがハッキリ終わらないのがちょっとモヤつきます