レビュー一覧

話に一貫性がない。弟×兄の意味がない。弟はモデルで、副業で占いサイトをやっていて、過去に両親をなくしていて…。兄は普通の大学生だけど、見知らぬ人からストーキングされていて、弟に対するコンプレックスがあり…。と話題盛りだくさんなのに、軸がブレてブレてどこに辿りつくんだとツッコミを入れたくなる。最後の「六条御息所…云々」の所で深いため息。生き霊で古典まで…占いサイトだからオカルト的な要素すて切れず。ここで源氏に頼るってどういう話だよ。それで兄も納得、っておいおいおいおい。その流れでよくラストHに入れたなと笑ってしまいました。

主人公の二人に好感が持てませんでした。タイトルの暴君も、どこが？という感じ。受けが義弟である攻めを避けてきた理由も、よく分かりませんでした。

少ないページ数で色々な事がてんこ盛りだったせいか、なんだか中途半端な感じが否めません。挿し絵が凄く素敵で、この作品にマッチしておりました。