レビュー一覧

サラ モーガン先生の作品は主人公よりも周りの家族に良さがあると思います。もちろん、主人公にも魅力があるんですが、伏線があり、読み終わった後に次の主人公のロマンスが気になる作家さんです。次回作が未翻訳なのが悔しい作品です。

素晴らしい！最高！サラモーガン天才！！と叫びたくなる作品。「誰もいないはずの聖夜に」を先に読んでおくとさらに充実します。この作品の魅力は、もう、いろんなところにあるのだけれど・・「家族」の関係性の描き方がものすごく緻密でリアル。心理描写が深く、あたたかで。愛に満ち溢れてる。それからセリフの６割はユーモア・・しかも日本人からすると独特の言い回しがとってもおもしろい。にやってしっぱなし。ヒロインがフランス人というのもおもしろかった。しんみりくるところでユーモアで切り返したりするシーンにやられる。この作品にはきっとさらに弟のタイラーの物語が続くように思われるけれども、こちらも是非とも探し出さなくてはと決意してしまいます。和訳されていないのか・・まだ出版されていないのか。とっても楽しみ！

この作者さんの作品は読み終わって心が温まる作品が多いです。この作品のヒーローの双子のお兄さんの話を先に読みとても良かったのでこちらも読みました。ヒーローとヒロイン、二人を取り巻くヒーローの家族はみな魅力的で、すれ違いはありますがみなに幸せになってほしいと願いながら読みました。読み応えがある作品です。

暖かく優しいお話です。読み終えると家族っていいな、と思えました。