レビュー一覧

辺境に捨てられた子供達を必死で守ろうとする主匪の過去の話。子供の時にはわからなかったけど、絶望しかみえない世の中、頭となった少年はひたすら頭でいた。狂いかねない重責の仲で、それでも、仲間を見捨てることはできなかった。限界ギリギリのときに彼は羅貫に出会い、光のある道へとともに進む。電子復活万歳です。これのおかげで、作中一番好きなキャラは主匪です。全巻読んでから、この作品も読むべきです。警備隊がより一層好きになれます。

本編Silver Diamondのその後の話や、警備隊の本編に至るまでの話などが盛り込まれています。本編を読んだら是非読んでもらいたい。

シルピヨ好きだなぁ...かずひかっこいいしね！

警備隊の「最年長なかよし組」の出会いから羅貫に出会うまでのお話と、本編のその後のお話です。絶望しかない世界で頭（カシラ）の重圧に壊れそうになった主匪と、それぞれのやり方で見守り支える宮＆閧志の関係が最高です。読了後にもう一度、本編を読み返したくなる作品です。

とにかく発想や伏線がすごい本編のあとに読むと更に面白さが増す1冊。本編のサイドストーリーが、本編の内容を立体的にしてる感じがします。名前が多すぎてなかなか覚えられないけれども、作者が愛情込めて描いてるのが読む側にも伝わる気がします。

本編も未読の人におすすめの読み方→ 本編の６巻を読了後すぐ、この外伝の1話目「くらやみの地図」を読む。警備隊のキャラ理解が深まって、その後の本編がより楽しめます。外伝２話目は、本編最終回のネタバレ満載なので決して手をつけず、本編を読み終わるまで我慢します。そして、本編最終巻を読了後すぐに外伝２話目「さいごの雨宿り」から読む。外伝２話目は本編最終回の少しあとのお話で、これが本当の最終話と思ってもいい内容だと思うので、続けて読むと満足度高いです！

BLのようでいてそうではない、なんとも不思議なキャラクターの関係性です。絵はきれいだし物語も面白いしで、なかなか楽しむことができました。

絶望の中で必死に自我を保ち、頭としての重責にギリギリ持ちこたえている主匪と、見守り支える宮・閧志の友情。羅貫と出会い、希望を見出して「本当の警備隊」となる！感動です。

本編でもちょこちょこ番外編があって、登場人物のキャラクターにより親近感のわくいいエピソードがあります。27巻におさめられている成重のお話や、ザクロのお話とかウルっときてとてもいいのですが、この外伝の地の果てに捨てられた子供達のお話も泣けてきます。これだけでもカズヒや仲間の絆や優しさを感じられるけれど、本編を知っていて読むとより感動的です。本編長いけれど、外伝でこの作品を知った人は本編もぜひオススメです。

その後の羅漢とチグサも出てきましたね。ただ登場人物が多くて・・・