レビュー一覧

大御所里中満智子先生の初期作品が3話収録されています。タイトルにもなっている黒衣のエバは、えーっ！？そんなオチ？！というのが正直な感想です。2話目の影のささやきは日本が舞台で、一見ほのぼのとしたラブストーリーですが、ちょっぴり怖いお話でした。3話目の薔薇にくちづけは、70年代の少女漫画界で流行った一世紀くらい前のヨーロッパが舞台。こういう世界観に既視感を覚えます。里中満智子先生ワールドは独特の愛憎劇場が展開されますが、この頃からすでに描いていたのですね。里中ファンは読んで損はないと思います。

タイトルの作品よりラストの読み切りが好きです

この短編集は以前読んだ記憶があったので再度読みたくなりました。里中先生の作で人間系ホラーの短編があり、イギリスが舞台で同じ男性を射止めようと狙っている富福家庭の女性がふたりいて、片方がその男性と婚約、もう片方が毒薬を用いて婚約者女性を仮死状態にしてそのまま出棺させてしまう、その後、ヒロインは男性と婚約するが、その男性はヒロインが過去の婚約者を毒薬で仮死状態にしてそのまま死なせたのを知っていて、同じ方法でヒロインを仮死状態のまま出棺へ。（要はその男性は財産目当てで、結婚相手はどちらでもよかったわけですな。）という話（タイトル忘れた）があるかな？と思っていたけどなかったです（＾＾；

作者さん買いです。絵が綺麗で魅力的なので読みやすいです。

大昔に読み印象に残っていました。当時意味がよくわからなかったので、購入して内容を確認しましたが、サスペンスなのかホラーなのかオカルトなのかやはりよく意味がわかりませんでした。当時の奇妙な空気を思い出せたのでまあよしとします。

里中まちこさんは今いくつぐらいの方ですか？随分昔から漫画を書いているようですが。

何か中途半端だったかと思います。もう少しその先の物語が欲しかったです

里中満智子先生の「天上の虹」が好きです。ベテランの作家さんなので期待して読みましたが、少し期待し過ぎたかも。あまり印象に残らないというか…話の展開が少し強引に感じました。

ホラー（怖くはない）テイストのある短編作品集でした。可もなく不可もなくな読み応えでした

大昔雑誌か何かで読んで印象に残っていた作品です 粗筋は大体覚えていましたがオチについてはそういう事やったんや〜と今更ながら理解できました 小学生当時は里中さんの作品はどれもドキドキして読んでいました