レビュー一覧

海外小説のいい所は、女性が自立心旺盛過ぎる所ですよね。守ってもらいたいなんて微塵も感じさせません。イレーナはとにかく可哀想なくらいズタボロ。この人は信じていいの？といつも疑心暗鬼になっているくらい追い詰められてます。唯一頼れそうなヴァレクに対しても葛藤してます。でもヴァレクがいいスパイス効いてて、ベタベタし過ぎない関係いいですね。シリーズ最後まで読みましたが、ヒーローヒロインの関係性はスターウォーズのレイロとか好きな人はいいかも(あそこまで敵同士してませんが)2作目からは心の繋がりみたいなのもできますし。

シリーズ1作目。死刑囚である主人公・イレーナは、絞首台へ送られる日を待つある日、今すぐ絞首刑か毒見役になるかという選択肢が与えられ…てな始りの物語。それ迄の人生も酷いけれど、毒見役を選んだ彼女には壮絶な毎日が幕開けます。彼女が毒見をする最高司令官と同じ位？と思うくらいに命と身柄を狙われています。敵味方が判じにくく裏切りもある中、徐々に信じられる仲間が増えていくのが良かったです(最終的に恋人な彼はツンデレですね♪デレが過ぎる(笑))。

読み直しです。前回は、面白くて早く読んでしまいました。今回は、じっくり読んで、物語の中を旅したいです。