レビュー一覧

不快な言葉を向けたり、言い争ったりが多くて、主人公2人の魅力が感じにくくなっています。終盤になって、やっとヒロインは落ち着いてくるし、ヒーローもヒロインを大切に扱い、誠意を示すようになって、ロマンチックになります。2人のハッピーエンドは良いとして、ヒロインの父は、ただ幸せになっちゃっていいんですかね。他所で子どもまで作り、乳児も、大火傷を負った幼い息子も、まだ14歳だった娘におしつけてきたんですよ。大人で責任もあったし、お金があるのだから、関心を持って試行すれば、上の子供たちを犠牲にしない環境も作れたはずで、罪は重いです。

今までの作品でチャッツフィールド家の人たちを無能・役立たず呼ばわりしてきたCEOクリストスが満を持して、という感じで第一期最終作である今作の主人公を務めていますが、一言でいうとただのむっつりスケベ野郎です(苦笑)。ヒロインについてもカラダ以外どこを好きになったのかが今一つ良くわからなかったし、男としても人としても魅力が感じられないヒーローでした。最後だけはちょっと頑張っていましたが。チャッツフィールド家の母はこの第一期では最後まで行方不明のままですが、第二期の方で出てきます。

ちゃんと意味のあるタイトル万歳。ヒロインもヒーローも成長するお話です。ただ、ビジネスの枠を超えてそれは犯罪では、と云うエピソードがあるため、（ヒロインからヒーローへの脅迫、お酒に睡眠薬混ぜてヒロイン誘拐するヒーロー）そういう諸々をHQのお約束だしと許せる方限定でお勧めします。

ずっと家族の為に頑張ってきたルシーラがクリストスと火花をちらします。最後のエピローグでチャッツフィールド全員のその後が少しだけですが読めて良かった。