レビュー一覧

畠中恵先生のわかだんなシリーズのファンで、今回たどりつきました。別シリーズとなりましたが絵ともあっていて良かったです

お江戸の時代、町名主さん(の跡取りくん)のお仕事についてです。小さな揉め事の解決係り...プチお奉行さんみたいなんかしらね？主人公が、お気楽極楽に解決へと導く小さな(時に大きな)事件たち。のほほんっとした雰囲気のワリに、案外生臭い事件が多い気もしました。原作ではこの後の物語もどんどん続いていってるのですが、主人公の麻之助さんにとって哀しい展開になったりもするので、漫画版がここまでなのは逆に良い気がします。

江戸時代の人情物、というのでしょうか、江戸時代の探偵話です。作画担当の方の違う作品がとても良かったのでこちらも購入しました。どの話も人間味にあふれていて、おもしろいです。

笑いもあり切なさもある落語のような世界観のお話です。江戸の町に起こった事件を幼馴染の３人で解決していきます。お話がとても面白く、どんどん読めてしまいます。続きが気になってこの漫画をきっかけに原作を読みました。作画の作家さんも江戸時代がお好きな方なので、絵もお話にマッチしていて楽しく読みました。

江戸時代の風俗に詳しくなりながら謎解きを楽しめます。作画担当の方も、この時代が大好きで深く研究されているのが分かりますし、絵がとっても綺麗です。ストーリーも、すっきりした読後感やどんでん返しのおかげで明るい気分になれます。誰の目線で読むかで話の見え方が変わってくるので、定期的に読み返したくなります。

原作の畠中先生のお話はよく読んでいて好きです。明るくサクッと読みやすかった。

原作者さんの小説が好きで懐かしく読みました。町名主の跡取り息子の麻之助はなよっとしていて頼りないが、それでいて物事をしっかりと見ていてきちんと収めていきます。「もっと違う何かがあるような気がして家を出たけど、何も見つからないし帰りたくもない」という娘の言葉はすごく共感しました。

江戸時代の町人文化と人物描写がとても丁寧に分かりやすくユーモアを交えて説明されていて好感が持てました。ストーリーもミステリアスだったりシリアスだったりギャグ的なものあり、最後まで飽きずに楽しめました。幸太ちゃんがとっても可愛くて癒されました。

原作とマンガ作者様のどちらも好きでしたが、原作は表紙イラストのイメージが強く、合うのか心配しましたが、読んでみると違和感なく楽しめました！絵柄が綺麗だと集中して読めます。

かなり以前に小説のしゃばけシリーズが大好きでハードカバーで読んでいたのですが、偶然こちらのシリーズが漫画になっていることを知り購入しました。内容は知っていたので小説ももう少し先まで読んだな～と思い出しました。確かドラマにもなってましたね。麻之助は面白くて小粋な良い男だな～と。やっぱり面白かったです。