レビュー一覧

待ちに待ったハルナツシリーズ。今回はキューやとモクの大人のお話です。クマの回で出てきたミチとの関係もわかります。（同人誌のキャラでリンクしているようですが・・・）あらすじである程度予想できる展開ですが最後はジーンとしました。号泣というよりはじわじわくる感じ。残念なのはショートでもハルナツのその後描かれてないかなぁと期待したのですが・・・。ほんとちょっとだけでした。尚、ｒｅｎｔａ限定ペーパーはイラストで４コマなどではないです。

☆4.5。シリーズ再読。3巻目。「三月〜」の1話目の攻めキューヤと、セフレのモクの大人カップル。ハルナツは若さがあって勢いがあってまさに恋愛中って感じですが、過去も諸事情もある大人はそうはいかないのです。時間はかかりますが、あの彼がなりふり構っていられずこうなるんだなっていう感慨はあります。ただ、スッキリしない部分があるというレビューにもすっごく同感。やっぱり亡くなっている人が大きく関わっているのと、そもそものシリーズの始まりが微妙だったことが原因の物足りなさかなぁ。

このシリーズ、一作目からキューヤにキュンキュンしていたので、幸せになってくれて本当に良かったです。温かいんですよね、キューヤって。ハルナツもいいけれど、私はキューヤの大人の恋の方が好きでした。あ、でもハルがナツの手を握るところは王道だけど良かった。絵柄は、前述されてます通り、時々むさく、そして時々物凄く色っぽい感じ。そのむさ苦しいような美しいような雰囲気が芸大美大予備校、という設定とよく馴染んでいたように思います。よく出来た作品。とてもいい読後感でした。

とっても良かったです。シリーズ全巻読みましょう。

独特な雰囲気のある作家さんです。次も楽しみに待ってます

ハルとナツの恋路より、こちらのキューヤとモクさんのお話のほうが好みでした。大人なので、それぞれ過去があって、自分の過去も相手の過去も大事にするし、過去から学んでもいる。ナツのような若い勢いはないけれども、大人な分、色気があります。時間をたっぷりかけて気持ちを確認したくせに、告白もはっきり断定した言い方にしないところも、らしくてよかったです。ただ、３冊通して読んでも、すっきりしない部分はあって、何か読み飛ばしたような気分になっちゃうんですよね。何でかな。

「三月某日、クマを拾った」「七月の交差点」とシリーズで読みました。ずっとハルナツカップルや周りを達観した様子で見守ってる感じだった川瀬さんがメインなので話がどう進むかワクワクしました。あまり表情の変化がなかった川瀬の「お前に会いに行こうって決めてた。」ってセリフと表情！(//∇//)萌えたよ〜(#^.^#)で…ハルナツ達は合格したのかな？気になります。続きあるのかな？あるとしたら…三月、七月、九月と来たので十一月？

美大受験生の予備校専属寮を舞台にしたハルナツシリーズの派生作。この作家さんは受けか攻めどっちかがムサいキャラクターを持ってくることがあったので、作品によってはテンションが下がることもしばしばでも、本作のカップルはふたりとも小奇麗なタイプで非常に安心して読めました。親作品や関連作を既読の方が物語に入っていきやすいかもしれませんけど、未読でも問題なく楽しめます。やることやってきた大人のふたりが、実は不器用だったんですよね。人物の心情と叶わぬ想いを抱える悲哀が伝わってきて、物語に引き込まれます。登場人物が多く出てくるけど、きちんと話と立ち位置が整理されていて上手だなぁと感心しました。絵柄とストーリーに加え、エロ もきっち りおさえているので満足度も高いのではないでしょうか。

星3つは画力に。作家さんの頭の中で形作られた物語が、十分に伝わってこない歯痒さを終始感じました。過去の出来事が2人をそれぞれ縛っているのは、まあわかるけれど、それが現在の関係性に結びつかないと思ったのは、私だけでしょうか。パリ行きの2年間の空白の意味も思わせぶりばかりが先行している感じ。「いたす」シーンを少し控えて、ストーリー展開にもっと重点を置いてくださったらと、ないものねだりしたくなりました。

お洒落に終わった。1巻に比べたらだいぶ絵がお洒落になってた気がする。で3巻目にしてやっとわかったキューヤとモクの環境が、、、。それにやっと覚えれた(笑)名前。それぐらいぼんやりしてた。印象が。1巻から言ってたんだろうけどキューヤはこっちの大学の美術講師の助講師でモクはテイトーの現役講師かな。2つの大学の話でもあって、モクは年上だったんだね。ハルは元テイトーの生徒だったけどこっちのキューヤがいる方の大学を紹介したのはモクで、モクもテイトー辞めてこっちきたって感じ。ハルを好きだった理由とキューヤの過去や今は亡き同類の同級生との話。複雑というか登場人物が多いのでパッと見たイメージごちゃっとしてるとこあったような、じっくり読んでるとよく分かるんだけど、へーそうなんだー謎が解けてスッキリーてのがあるぐらいでハピエンというはっきりした感じではなく現在進行形のまま終わった感じで、でも落ち着くとこは落ち着いたかな、とは思いました。最後まで読んで思ったのがクマはその後どこにいったのかどうなったのか思い出せないんですね。1番最初にキューヤが拾ってきたクマは結局幸せになれたのかどうなのか、、、読み返したら分かるのかな？あまり好みのテンションではなかったので読み返すか分からないのが正直な感想です。古さを感じますが新しいのかな？これ。ガラケーだった気がします。