レビュー一覧

素敵ではありましたが、レビューからハッピーエンドと信じてた私は、しんみりして終始せつなくてびっくり。ほっこりとか、キュンとか、そういう感じじゃなかったです。 複雑な家庭環境の２人、中学生なので幼く美しい恋心が描かれてますが、モノローグから察するに、大人になって写真を見つけて、あの頃を思い出してるんです。大人になってからの描写は一切ないので、その後２人はどうなったかはモノローグから読み取るしかないですが、２人は別の道を歩んでるのかな、そしてこの15の一年は純度の高い特別な記憶なんだな、と感じました。なのでわかりやすいハッピーエンドではないです。

素晴らしいです。レビューがまだなかったので迷いましたが、サンプルを読んで良さそうな気がしたので借りました。大正解です。人物、背景、構図、全てが味わいがあって、絵がお好きなんだなぁ～とうっとりします。お話も素敵！！中学生の幼馴染のお話なんですが、ちゃんと中学生という枠内で甘酸っぱい恋が描かれていて、それぞれの家庭環境が影響する二人の性格のちがいやそれゆえに惹かれ合うところなんかが丁寧に入れ込まれています。セリフやモノローグの言葉のチョイスも美しいです。もともとは同人誌に掲載された漫画なのですね。いやーいいものを読みました！エロエロしてないので、そういうものを求めている方はピンとこないかもです。

作者様がおっしゃる様に、思春期の感じがギュギュッとつまっています。若干ネタバレになりますが、物語としては終始ほんわかしているし、ハッピーエンドなんです。でも、エピローグやラストシーンの辺りを読んでいると切なくて胸が詰まります。思春期独特の危うい感じや、儚い感じが本当に良く表現されていると思います。両思いになりますし、キスシーンはあるので、BLなんだろうとは思いますが、もっと壊れやすく純粋なものの様にも思えます。絵は線が粗いような表現ですし、正直好き嫌いあるかもしれませんが、ストーリー重視のBL好きな方にはオススメしたい作品です。エロは皆無です！

3年近く前に☆4でレビューしてたんですが、結局あれから何度も読んでそのたびにウルッと泣けてかなり気に入っている作品なので、レビューし直します。本編自体はハッピーエンドなんですが、プロローグでもわかるとおり切ないお話なのです。（ただしはっきりとした切ない描写があるわけではありません。）いつまでだってずっと一緒にいるはずと思っていただろう若い二人がたしかに恋をしていた頃のストーリーで、かけがえのない青春時代の経験がある人の胸には迫るものがきっとあるんじゃないかな。またそれだけではなくて、二人がそれぞれこれは恋心だと確信する描写が実に丁寧で、ただ何となくくっついてしまう多くのBLとは一線を画す説得力が魅力。好きな作家さんですが、中でもこれが一番好きです。

絵が先ず青ハル学園ものにあいます。儚さやら切ない時間、情景が心理描写とともに丁寧に描かれます。こんな優しい逃避行みたこない。

本編を最後まで読めば、本作品が単なる可愛い二人が心を通わせるまでの物語ではないことが分かります。もう二度と戻らない、取り戻すことのできない輝いていたあの時、読むときっと自分のそんな青春時代を思い出してしんみりしてしまうはずです。

話全体に漂う切ない雰囲気。うまく説明できませんが読んでよかったです。そしてその後の彼らも見てみたい。

いい作品を読みました。絵は好き嫌いがありそうですが、ストーリーと合っていて切なさを一層引き立ていると思います。思春期の、あの透明で甘く、時に痛みを伴う恋の感覚を、登場人物と一緒に思い出しました。

まだまだ発展途上の中学生 いろいろ悩むよね～おじいちゃんグッジョブ！うみうしくんのキーホルダーもほっこりしました。

ずっと読んでみたかった作品でした。期待通りの作品で、えっちはないけど年頃の淡い恋をテンポ良く、暗い部分も重たくならないよう描かれていました。モノローグとエピローグが意味深で、その後の2人わ はどうなってしまったのか読者の想像を駆り立てます