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イギリスのノーザンプトンシャーにあるスティープウッド・アビーとその周辺の村の住人をめぐる16巻のシリーズ、スティープウッド・スキャンダルの第1巻。ヒロインは婚期を逃した（といっても23歳）紳士階級の娘、ヒーローはヒロインの妹の元婚約者です。ヒロインとヒロイン妹、ヒーローの微妙な三角関係に、周囲の村からひんしゅくを買っているサイウェル侯爵と消えた侯爵夫人の噂が絡んで、ストーリーが進んでいきますが、最後はスッキリしたハッピーエンド。同じくアン・へリス作『尽きせぬ想い』では妹がヒロインになって、姉夫婦のその後も少し垣間見られます。