レビュー一覧

じっくり読ませてくれてありがとう！な作品でした…！！！これを短編にしたり1巻にまとめてたりしたら、多分星3つくらいだったと思います。この長さだからこそ、片思いの葛藤や切なさ、それぞれのキャラの想いや心の動きが伝わりやすかった。エロはほぼないですが、じんわりと切ない気持ちと純粋に恋をすることの素敵さが伝わってきて、満足度の高い作品でした。2巻まで読みましたが、次はあの先輩の話ですかね…ズルズルとだけしないよう願います。このままスッキリ終わっても良かったけどなぁ。

幼なじみ、ノンケに片思いなど、好きな要素があったので借りて見ました。アイロニードレスの作者さんということで、絵も好きな感じ。さらっとしたイケメン良いですね。ただ、なー。よみ終えて思ったのが、「この子…この男のどこがよかったのかしら。」です。人の気持ちに鈍い人が一途な思いに気づいて…というお話はよくありますが、鈍さが許せなかったというか、野球の弁当の下りは読んでて心底胸くそ悪くなりましたね。そんな片思いの切なさが後半報われてない気がしました。告白も衝動的だったし、攻に魅力を感じられなかった。というのが一番ダメだったと思います。鈍いリア充(ノンケ)が鬼門の方はご注意

あ〜〜…久々に泣いたぁ。前編は片思いが段々拗れて、見ている此方も主人公に気持ちがシンクロするように切なく、辛くなりました。それぞれのキャラの細かでかつ何とも言えない表情、アングル、魅せ方が上手いです。お互いの心がユックリ変わって行く様は、前後編だからこそ、じっくり実感出来たと思います。無理の無い進み方だから、より感情移入出来たのかな？乙女体質？を紹介していたけど、全然そんな事なかった。葛藤もするし、状況に立ち向かおうとするし、むしろ現実的な男の子でした。後半の思いが通じ合い、両親へのカミングアウトのシーンでは涙が出てしまいました。先輩←妹の話も作中にありましたが、全然邪魔にならない、むしろこの妹ちゃんが居てこそなので、非常に好感が持てました。久々に良作に出会えました。

なるほど〜、この辺が好みの問題なんですね。高評価なのがわからない。ストーリーも２巻にわたるようなものではないし、言葉や表情とかも心に響かなかったです。

２冊にわたって心理描写もきちんとしていて、途中ボロボロ泣きなした。平たく言ってしまうとツンな受けと鈍感攻めのお話。攻めの鈍感さは主人公だけでなく彼女に対してもで実際によくいる男です、リアル。２巻中盤位まではもう夢中で読みました。しかーし、クライマックス直前にドン引きしちゃいました。ここまで丁寧に描かれていたのにアクシデントに話の流れを頼ったんです。これまでの流れが私の中では分断されてしまいました。これ以上書いてしまうとネタバレ以上になっちゃいそうなのでわかりにくいとは思いますがご理解下さい。最後の印象としては☆２つ位にしたいんですが、途中までの流れは文句なく☆５だったので甘目採点です。

まってました。紙版持ってます。ええと、エロは少なめで、具体的な描写はありません。ほとんど葛藤の描写です。笑。受のゲイって気持ちに対しての葛藤を中心に書かれています。絵が綺麗。欲を言えば、もっとラブラブエロってることみたかったです。でも、よいストーリーなので、ご興味ある方は是非。

幼馴染への受けの切ない片想い、の前編から実は攻めも無自覚に受けが好きだったとわかり怒涛の両想い両家へカミングアウトのハッピーエンド。自覚後の攻めがキッパリ彼女と別れたり、記憶を失った(フリ)受けを恋人だと言い切るなど前半の鬱々を吹き飛ばす勢いなのが気持ち良かった。それにしても全編通して米先輩の存在感が作品のキーだったと思う位先輩素敵でした。あの指輪は一体・・・！？スピンオフありますよね？

切ないです。私は攻めが女の子と付きあってる場面とか苦手なので余計？彼女をすごく大切にしている場面が度々出るのだけ苦手な方はご注意を。

ももは幼馴染にずっと恋をしている。前編では、彼女のいる幼馴染への切ない想いが丁寧に描かれています。癖のあるお調子者かなと思いきや、時にはももに寄り添ってくれる米先輩がいい味出していたり。途中で、もう米先輩とハッピーエンドでもいいんじゃないかと思うくらい思いつめて可哀想でした。攻めと距離を置こうとしても、置かせてもらえない。鈍い、でも独占欲はある無神経で残酷な男の何がいいのか。後編では彼女とキッパリ別れてそれはいいのだけど、偶然に会っても全く眼中になくてももにキスしたり。。自分から急にフっても思いやりというか遠慮もなく、なんて軽薄な男なのだろうとまたマイナスに感じた。気になったのが街子ちゃん、高校生が言う台詞じゃないだろと流し読みしたページがちらほら。米先輩がいいキャラしていて後編でますます好きになりました。結婚式に連れてきた恋人は果たして誰なのか。。前にももに話した幼馴染の男？長年の想いが成就したのか？とても気になります。

『世間はそんなに厳しくない』『無条件にも優しくない』この言葉が心に染み渡りました。素敵な映画を観たような感動と心の暖まる作品でした。そして勇気と自信を取り戻せる力があると思いました。恋愛だけでなく 生きていく上での全てに力になる言葉が沢山出てきます。言葉の力の大きさを改めて感じる作品でした。タイトルも素敵です！