レビュー一覧

ドロドロでラブなメロドラマがお好きな方は必読です！　資産家の息子と妾腹である異母弟の愛憎劇は、良い意味で王道ど真ん中。７チケットとお高めですが、因縁のある２人のメロドラマを約250ページ使ってがっちり正面から描き切っており、これだけやりきれば作者も読者も思い残すことないであろう充実感。イラストの印象が強かったので宮城とおこさんがこんな色っぽいお話を描かれるというのも嬉しい発見でした。登場人物は立っているだけで匂い立つような色気を感じますが、それだけでなくもちろん濡れ場もたっぷりしっかりです。

初めて読む作家さんでしたが、正直失敗したなぁという感じでもう読み返すことはないです...。サンプルではあまり感じなかったんですけど、一冊読んでみると、人物画は綺麗なものの瞳の描き方のせいでしょうけどすごく人形っぽいし、線がカクカクしてて動きがスムーズじゃないですね(このあたりは人それぞれの好みですけども)。受けの柊司は流されやすい性格として描かれてますが、口では抵抗してるのにまったく抵抗になってなかったり、考えなしに流されっぱなしなところにちょっとイラッとしました。あと全体として気になるのは、主要キャラの心意がわかりづらく、結局あんたらどうしたいの？！とツッコミたくなる所です。そもそも、主要キャラ自身が自分が本当はどうしたいのかがわかっていないような状態。別にそれならそれでいいんですけど、でもだったら読み手にはキャラの内面を表すシーンをうまく見せてくれないと！それがないから、終盤になって唐突に気持ちを確かめ合いくっついてあっけなく終わり、という風に見えるんじゃないかと思うんですよね。ともあれ、個人的にはあまり面白くもなく魅力のある作品ではなかったです。

サンプルを読んで気になり購入したのですが、受けがどうして攻めを好きになったのかよくわからなかったです。山場もなく、あっさり終わってしまったように思えます。私の好みではなかったのが残念です。

受が昔傷付けてしまった腹違いの弟（攻）が復讐しに来る話です。といっても基本受が流されやすいので、攻は強引で半ば無理矢理ですが痛いような描写ではありません。話はこれで終わり？！という感じです…続きものならいっそ良かったんですが最後（無理矢理展開だけど）くっついたから完結なのかな…。最後の最後まで２人が気持ち通じ合ったのかわからず、攻に関しては相手のこと好きなのかもよくわかりませんでした。お姉さんが少し話に絡んできますがそこも不明なまま。絵はキレイなのになんだかモヤモヤしか残らず残念です。

いまいちでした。絵がきれい目立ったので7チケットと高かったですが購入したんですが後悔の一言です。48hとかがあればよかった。240P超のボリュームのわりにストーリーに深みがありません。なぜひかれるのかがわからないですし金持ちの主人公が頑なに実家に帰らずフリーターをしてる設定もよくわかりません。終盤の姉と異母弟との絡みも回収しきれてない感じですし、スッキリしない読後感です。

『遠い日の蝶』がとても印象的で絵も美しく話も素敵だったので期待していたのですが、絵が驚くほど劣化していて本当にどうしてしまったんだろうとショックでした…登場人物たちの性格や言動もなんだかブレている気がします

内容的には嫌いじゃないんですが、結局お姉さんとは何があったのだろうか…？？っていう疑問が…続きを描いてほしいです。

初めて読む作家さんでしたが、他の作品の評価は高かったし、ｻﾝﾌﾟﾙの雰囲気も好きだったので購入したのですが･･、私にはｲﾏｲﾁ合いませんでした。紹介文に書いてある、「一臣が柊二に近づいた目的」って言うのが、私には最後まで良く分かりませんでした。柊二のことが好きだったのか、それとも過去の恨みから、柊二を傷つけたかったのか･･。個人的には過去の恨みも、そこまでこだわるほどのことかなぁと思ってしまいました。子供のころにｶｯとなって、突き飛ばしたってだけのような･･。それで人生何かが狂ったとかではなく、ちょっと怪我しただけですよね？？う～ん･･、理解不能(笑)ﾈﾀﾊﾞﾚになるので詳しくは書けませんが、最後の最後で一臣の出生も疑問が残るし、ｽｯｷﾘしないまま終わったなぁ。絵やお話の雰囲気は良かっただけに、残念です･･。ｴﾛはちょいちょいあるけど、入り込めてないから、ｴﾛさを感じませんでした。7ﾁｹ、高かったなぁ～･･。

宮城とおこさんの作品が好きで今回久々の新刊に喜び購入しました！ですが…。今回の作品は、？？が残るお話でした。受は流されやすすぎ。攻の心情がわからない。読み終わってみて、すっきりしない感じでした(´･ω･｀)キャラクター達の心情をもっと深く描かれていたら、すごく良い作品だったのになーっと少し残念です(´-ω-｀)あと、後日談とかおまけ話があったらよかったなーっと！！ちなみに、絵はとても綺麗です！

まさに愛憎劇ですね～！簡単に言うと、執着系S攻×精神的真正M受って感じかな。ネタバレですが、受は妾の子である攻に過去に怪我を負わせていて、その事でずっと自責の念にかられているんですね。攻はそこにつけこんで肉体関係にもっていくわけですが、最初は憎しみから来る復讐っていう感じだったのが、だんだん受にひかれていってしまう。受のほうも、始めはただ強引で嫌なやつとしか思ってなかった攻のふとした優しさに触れてどんどんほだされていく。二人とも、自分の気持ちに素直になれなくてモダモダしますが、何だかんだハッピーエンドです。読後真っ先に思ったのは、性癖が合ったんだろうな(笑)ってことです。責められたい人と攻めたい人(笑)本当お似合いです。作画が大分変わったな～と思いましたが、デジタルに移行したんですかね？目と髪がかなり以前と違いますね。まだまだ綺麗なレベルですが。色々残念な部分はありますが、評価があまりにも低くて可哀想なので、応援の意味で5をつけました。昼ドラっぽくて面白かったです！