レビュー一覧

湖水きよワールド満載だ～♪相変わらず美人天然受けと構いたがりの強面野郎で回りくどいピュアさが好きだー。表題作と短編１本入ってます。短編のが 体格差あって好みだったな。猫も可愛い。

この作家さんの、タイトルの付け方とか絵とか雰囲気は好きです。ただ設定とか、話の持っていき方が分かりづらいというか....(=_=)う～ん...。 まず、冒頭に出てきた中学のいじめっ子が１回引っ越して戻ってきた攻めの虎太郎なのか？と一瞬勘違いした。そして何より『お兄ちゃん問題』だ。ただ病弱というだけで何故あんなにひねくれてんのか、それこそ小さい頃から弟の人生にどう絡んでたのか、お兄ちゃんがどれほど大変な病気でどれほど可哀想なのか、何で弟が自分をあれほど抑えてまでもお兄ちゃんに仕えなければならなかったのか...などなど、もう少し掘り下げて欲しかった。サンプルだとお兄ちゃんがお話にもっと絡んできてドロドロのお話で重いのかと思いきや..... ラスト結構あっさりだし。あれ？お兄ちゃん？(゜д ゜)だった。番外編の弟と虎太郎がいちゃこらこくのは大好物でした♪ もう一つのお話は、男だけどすんなりオッケー♪というBLの王道的な感じでした。短編だしね。

細く硬質な描線が繊細なお話に合っています。一見重そうな設定ですがセリフ回しにはユーモアもあり、BLとしてのみならず兄弟の自立ものとして読むことができました。表題作のほかに読み切り隣人ものが収録されており、そちらも悪くないですが、分量のあるお話を丁寧に描くほうが向いているのかも。表題作に腐女子なクラスメートが出てきて、主人公をネタにやおい小説を書いているくだりはちょっと引きましたが、そこまでストーリーに噛んでいないので許容範囲かな。エロは番外編にちょっとだけ。

表紙が好みで読んでみた。絵柄も紙面も見やすく、読みやすかった。色彩もすっきりしている。二人の心情が可愛く変わってゆくのが楽しかった。

この作者さんの顔と手の表情がキレイで好きです。お話も思春期の繊細でぐだぐだするとことかツボにはまります。エロはあんまりないですが心情重視の方にはオススメ。読後感は良かったです。

病弱な兄、その面倒をみるため学校ではほぼ孤立してる弟。兄の病気はそこまで深刻そうじゃないのになんであんなに縛られているのか謎。そんな弟が幼馴染と再会、最初は友達として関係を深めていって…海のエピソードが良かったです。

作者買いです。こういう無愛想な美人さん、好きです。家族間のイザコザや兄のことなどをもっと掘り下げても良かったかなー。

ちょっとわかりにくい？ような。兄との関係も攻めとの過去も、もっと掘り下げるか活用してほしかったな。つまらなくはない。

試し読みのときはすぐに面白味がわからなかったものの、最後まで読むと、なにコレ面白い！とページをもどして読み返しました。昔の映画にあるユーモアといのでしょうか、こういうのは好きです。少しズレるのですが恋煩シビトさんを甘くしたような感じです。もともと、湖水きよさんはBL小説の挿絵で知りました。一見してクセがあるなぁと思うのですが、きれいな線でくっきり描かれる画は見やすくて馴染みます。

サンプル読んで続きが気になって借りましたが、お兄さんはなにがしたかったのかわからず、最後はこれ？って感じでモヤモヤする作品でしたおまけとカプは甘々で良かったです