レビュー一覧

試し読みしてこれは！！っとビビッときたので買いましたが、買って正解でした。ストーリー重視の方にはかなりお勧めです。エッチなシーンについてですが、私はあまりそういうのには興味なしなんですが、ちゃんとセリフがあって、ストーリーにおいて意味のあるエッチだったのでちゃんと読みました。エッチなのが好きな人にとっては軽く描かれてる印象だと思いますけど、これでも充分だと思えるくらい良い書き方をなさってると思いました。読み切って凄く気持ちいというか清々しい感じがしました。最終的に二人がハッピーになって貰えてよかったです。やっぱ漫画の中と言えども紆余曲折あった他人が幸せになるのを見ると私自身も凄く嬉しい感情が出てくるものです。

自分にとって不朽の名作です。作品自体が古いので現代にそぐわない所もあります。話は現代では敬遠されがちなDV、近親相姦、浮気、リバとてんこ盛りです。しかし、そんな内容だからこそ徹と英がより生々しく、人生を歩んで行きます。聖さんの愛は許されない愛であったけど英にとって本当の愛でした。徹と英の人生は暗いだけでなく未来を感じました。徹の英へのプロポーズの短い言葉に感動した事を覚えてます。時代は変わってもこの感動は伝わって欲しい。

平凡な男だっていう徹の周りに普通に犯罪行為があったり、英の叔父との関係における心理だったり、最後の長年にわたる浮気だったり、かなり納得できない部分もあるので、好みの問題ならホントは−１したいです。ただそれは同性愛が今よりなお陰の存在だった時代の作品だからなんだろな。昔の作品にはある展開ですが今どきのBLとは違うので受け入れられ難い部分もあるかもしれません。むしろ私は英がヒマラヤで死ななかったことに逆にびっくりでしたけど、あとがきで納得、苦労して生み出されたお話です。地雷要素たくさんでハッピーエンドなどという言葉には表されない内容ですが、読みごたえはあります。

最近のblに比べて重い。ですが、しっかりおもしろい。評価高いでしょ？面白い証拠です。

心に染みて、何度も読んだ作品です。ファインダー越しに恋に落ちて、全然、タイプの違う二人。だんだん惹かれあっていく過程、過去の出来事や、相手を思って、自分も変わっていったり最後もただ綺麗なだけでなく、リアルさもあったり。胸が締め付けられる部分がたくさんあって、忘れられない作品のひとつです。

イヤ〜堪能した！１つのカップルの、始まりから何度もある危機、途中の別れ、もう本当に色々あって、ホンモノの人生を読んだという印象。濃かった。そして何より自然すぎるリバーシブルが最高。

好きです。内容はシリアスでちょっと暗めな部分もあるんですが、二人の心情とかがリアルで引き込まれます。切なくてピュアでキュン。ただ、一巻は私の中で大ヒットでしたが2巻目は繋がってるようで、なんだか一巻目とは別物になってしまったかのような現実感…？なんなんでしょう、この感じ。でもとても素敵な漫画なので是非読んでみて欲しいです！！

近親相姦系苦手だし、絵も好みなわけではないのに最後までみてしまいました。２巻9割がた全部同じカップルです。多少の浮気等の入れ替えはあります。内容やページ数などを考えるとそうとうお得です。

紙ベースで持ってますがこちらで見つけて感動してポチッとな。最高なんですよ！この作品！やぱし当時の作品は重厚感があって良い！今の作家さんも絵は上手で悪くは無いのですが重みが足りないのよね。お話の厚みがね。私のバイブル本棚にまつられてる一冊です。えかったなぁ、、、この時代・・・いまのオープンな敷居の低くなった市場も需要と供給が上がって悪いとは思いませんが昔のこそっと背徳的だった雰囲気が良かったなー・・・探し回ったり買うの大変だったり。懐かしひおもひで(((´・ω・｀)

凄いBL漫画なのに、レビュー数が少ない!!!　やっぱ、古いBL漫画は人気ないんですかね…。私は、結構古いBL漫画が好きで(古いBL漫画は、心をエグってくる作品が多いので…)、たまにサーチして読んでいるのですが、やっぱ、絵柄がネックなのかなぁ…？　鴨川てるちさんの「I'll call you mine」を読んでいたら、こちらの作品を思い出したので、久々に読み返しに戻ってきました。鴨川さんのI'll…には、楓という重たい男が出て来ますが、こちらの作品にも、喜瀬川英という、楓よりも更に重たい男が出て来ます。何千冊とBL漫画と小説を読んできましたが、この重たさはかなり上位に来ると思います。私の中では木原音瀬さんの小説に出て来る男と、上位争いをしています。(笑)　そんな訳で、とても面白い作品なのですが、地雷ポイントも沢山ある漫画なので、気軽にオススメ出来る漫画ではありません。まず、主要登場人物3人はリバ描写あり、薬物使用描写あり、幼児虐待、叔父と甥(中2から…)の近親相姦、浮気、その他にも色々あるので、地雷がある方にはオススメしづらいのですが、それでも、骨太設定のなかなかリアルな(ご都合主義な部分もありますが…)、かなり読み応えのある作品なので、ストーリー重視の方には是非是非読んで頂きたい、超オススメ作品です。　私は、メインCPの英×徹より、聖(叔父)と英(甥)のお話のほうが、心に響きました。もちろん英×徹のお話も面白いんだケドね…。　2巻の終わりに「薄紅」という短編が1つ入っています。その短編も余韻が残る、素敵な短編でした。　ページ数が多いので、2巻ですが、4巻ぐらい読んだ気分になりました。コストパフォーマンス的にも超オススメ、優良BL漫画です。