レビュー一覧

シリーズ２作目。文壇を舞台に穏健な受けは相変わらずあちこちで他人の事情に巻き込まれ、激情派の攻めがやきもきする訳ですが、受けのへこたれなさというかすり減らなさがすごい。攻めも気が気じゃないのがわかる。面白いです。

主人公二人が愛おしい。心の隅にでも引っ掛かったら、途中で止めずに全編通してください。

シリーズ2作目です。ぜひ前作『人でなしの恋』を読んでから入ってほしい。天涯とカヲルの出逢いから始まります。二人のきっかけは気紛れに天涯が手を出すのですがあれを許してしまえるカヲルは懐深すぎです。１話毎に小説を土台にして進みますが心情が上手く伝わるツールになってます。主役二人以外も個性的だし掘り下げられているので愛着湧きます。灰夜が出てくると耽美のかほりが…。その時代の作家達の熱を感じる作品です。

『天涯&カヲル』シリーズ２作目です。つい借りてしまいましたが、面白いような面白くないような。やはり絵が古いからかなぁ。

天涯とカヲル出会いがここでわかった！　初めは暇つぶしのような手を出したのにハマってる自分にきづかないままカヲルを辱めて、でもそれでも汚れないカオル自身と作り出す作品にどうしようもなく惹かれて・・　とてもせつなかったです。　そして急にでてきた天涯の腹違いの弟、美しい異国の血が入った薄幸の君。重く悲しい生まれの情報つめこみつつ、今回で何度目なの的にまたカヲル襲われてる。。詰め込みすぎ！と思いつつ、天涯が弟への思い出を書いた作品が美しくて全て忘れました。

絵が古く微妙です。話もいまひとつ、引き込まれません。