レビュー一覧

月村先生の小説はどれも大好きです。その中でもこの物語が私的にはぴか一で、何度も読み返しています。先生は、地味な作品と書いておられましたが、暖かくて清々しいお話です。

前半、生い立ち不幸な芙蓉が可哀想で胸が詰まりながら読みました。でも優等生西澤に愛される芙蓉が可愛くて。下宿生の田上さんも始め嫌なヤツかと思ったけど何気にいいヤツで良かった(笑)後、田上さんは彼女付で正解かなって。2人の関係に入り込んで欲しくなかったし。お婆ちゃんも良い人。登場人物みんな良い人で安心して読めました。続編読みたいです。西澤がサラリーマンになった後の話しとか。

西澤が卒業後の2人が読みたい！不幸を背負った芙蓉が幸せになりよかったです。

とても癒されました。出てくる人、みんな良い人達で、特におばあちゃんに泣かされました。受けの芙蓉が健気で可愛いし、攻めも溺愛で安心して読めました。

このお話、大好きです。不幸な過去を持つ芙蓉は腐らず健気に静かに生きていて、本当に草花のように可憐。お相手の西澤くんもまっすぐで、いい意味で優等生、芙蓉をしっかりと支えてくれる。大きな事件が起きるわけでもない地に足のついたゆっくり育まれる愛情が優しいです。

過去にあった問題は、きっと切り口を変えたら苦しくて痛々しい話なんだけど、このお話は、とても穏やかでタイトルどおり道端に咲く小さなすみれのように可憐です。芙蓉って花は割と派手目なのにな、と思って読み進めたら成る程ってなりました。芙蓉のヒーロー西澤くんは、いろいろと、ふふってなります、本人も自覚あるし。主人公 芙蓉ちゃんの人柄イコールこのお話の印象、そういうことなのかな。

この作品を購入して何年も経ちます。今更レビューを書く？と思いながらも好き過ぎるので書きます！月村先生のファンなのでたくさん読んでますが、この本が読み返し度ナンバーワンです。あらすじ等は他の方々が書かれてるので省きます、、もう6~7回読み返してるのに今夜また読もうとしている自分に驚きレビュー書きました。本当にホントにオススメですよーー！

初恋モノです。おそらくお互いに初恋。しかも攻めは優等生のカラを被ったストーカー(笑)。かなり受けに惚れ込んでる様子。受けは幼少時代に母親からかなり酷い扱いを受けていたせいもあって、自己評価がかなり低いです。そのせいもあってウジウジしたりもしてますが、下宿人の田上さんが良い味を出してます。エロは少なめですが、この作品ならこれで良いと思います。

初恋から始まる話です。金子みすゞさんの詩が小説の最初に記載されているのですが、、話そのもこをあらわす詩です。引用の仕方がすてきです。読み終えて気づいて。大好きな一冊になりました。

過去に色々あって～と言うのは分かるが、再会してから特に何事もなく平和な感じで終わってしまった。盛り上がりに欠けていた。