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レビュー一覧

恋する座敷系男子

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    人間を愛して傷ついて、それでも消滅するまでその人を待ち続けようとした為に成長し、座敷おとこと化した座敷わらしノトと、祖父がノトに愛されて富を与えられ過ぎた為に子孫の運命が狂い、家族、健康、仕事、お金、家までも失くした孫の忍。崩れかけた祖父の家に同居するようになって、50年間止まっていたノトの時間が動き出し、忍も幼い頃からの孤独が癒されていきます。お互い惹かれあうようになっても、ノトは心に傷を抱えたまま、与えられるだけ富を与えて消滅する意思を変えないし、欲の恐ろしさを知る忍は与えられたお金を拒否して、ノトを助けたいと必死になる。頑固なところが似ていて、それが二人の間を遮る開かない扉になっている。ノトを捨てた祖父の死の真相が扉の鍵になるのですが、鍵を手にしても開けようとしないノトの心を変えるものは何か、次第に崩れていく祖父の家がノトの命の残りを象徴していてハラハラさせます。扉が開くまでを盛り上げた為か、開いた後の経過はちょっと息切れした印象ですが、エピローグでは作者さんの言いたいことがちゃんとまとめられています。座敷わらしが介入する余地の無いような幸せってきっと日常にたくさんあると思います。それに一つでも多く気づくのは私たちの心次第ということでしょうね。